顔がすぐに赤くなったりかゆくなったりするような症状で悩んでいる方も多いと思いますが、実はそれらの症状は、肌が薄くなっているせいで起こっている可能性があります。
肌が薄くなる原因は年齢によって違いますが、40歳代中盤くらいまでは間違ったスキンケアによる角質層の劣化が一番大きい原因となっています。それより上の年代では、加齢による真皮層へのダメージが主な原因と言われていますが、これを「菲薄化(ひはくか)」と言います。
菲薄化の主な原因は「加齢」
真皮層のコラーゲンやエラスチンの量は、年齢と共に減少します。コラーゲンは肌の弾力を保っているタンパク質のひとつで、エラスチンはコラーゲン同士を結びつける働きを持つ繊維状のタンパク質です。これら肌弾力の元が少なくなると他の肌を構成する細胞を作り出す力も衰え、表皮も薄くなっていきます。
また肌細胞のターンオーバー(新陳代謝)のサイクルも、加齢と共に緩慢になっていきます。若い時に肌が薄くなるのは角質層がダメージを受けて薄くなっているということなので、真皮層には影響はありません。しかし中高年になって肌が薄くなる人は、真皮層と角質層の両方が薄くなっていることが多いのです。
加齢と共に起こりやすい菲薄化ですが、加齢だけが原因になるわけではありません。あくまでも歳を重ねることで起こりやすいというだけで、若い人にも起こり得る症状なのです。ピーリングや洗顔のしすぎ、ゴシゴシ洗いなどの間違ったスキンケアは菲薄化を引き起こす要因となります。また、肌の乾燥も菲薄化を招くと言われています。
女性ホルモン減少が影響することも
肌の潤いをはじめ、様々な“女性らしさ”に影響を与えている女性ホルモン(エストロゲン)ですが、これは更年期を境にどんどん減少し、やがて分泌されなくなります。その結果、個人差はありますが、40代後半くらいから肌の内側が痩せ始め、50代以降になると乾燥やシワなどが現れ始めます。
女性ホルモンの減少を食い止めることはできませんが、保湿ケアを怠らないなど菲薄化を予防することはできます。早いうちから対策するよう心掛けましょう。
肌の赤み・肌荒れのケア方法については、「顔の皮膚がヒリヒリ・ピリピリ痛い時の正しいケア方法」や「赤ら顔・肌の赤みに効果的な化粧品の選び方」をご参照ください。
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