日頃のスキンケアは意識的に行っていても、なかなか改善されずに悩む方が多い「たるみ毛穴」。たるみ毛穴は、肌がたるむことで毛穴が引っ張られることで起こります。このたるみ毛穴改善に効果的と言われているのがマッサージです。マッサージをすることによって、肌表面だけではなく、その土台となる表情筋や、たるみを悪化させてしまうむくみに影響を与えるリンパの流れに働きかけることができるのです。
たるみ毛穴にマッサージが有効なワケ
肌がたるんでしまう原因の一つに、加齢によって、真皮を支える役割を担うコラーゲンやエラスチンが緩んでしまうということが挙げられます。しかし、それらのさらに奥にある表情筋が凝り、それによりリンパや血流の流れが悪化していることも大きな原因と言えるのです。
表情筋は顔を支える筋肉で、約30種類もの筋肉から成っており目や口、頬などを動かしています。しかし、加齢や、無表情ばかりで筋肉を動かさなかったりといったことが原因となって衰え、筋肉が固くなり凝りが生じます。
筋肉が凝って硬くなることで血流循環、リンパの流れが滞ると老廃物が溜まり、むくみが生じたり、脂肪がついたりしてたるみにつながってしまうのです。
たるみ毛穴を引き起こす肌のたるみ、この根本的な改善を目指すためには、表情筋やリンパ、血流の流れの状態を健やかに保つことがとても重要です。マッサージでリンパと血液の流れをスムーズにすることは、顔のたるみ改善に有効なのです。
効果的なマッサージ方法
表情筋が硬化することで、血流やリンパの流れが滞り、むくむことで表情筋の動きが鈍くなり、さらに表情筋が硬化する。このような悪循環を断つことが肌のたるみやたるみ毛穴を予防、改善には重要です。まずは表情筋をマッサージで柔軟にし、次に血流やリンパの流れを促していきましょう。
表情筋を柔軟にするマッサージ
まず美容液やクリームを顔全体に塗り、顔の表面を手や指先が滑るように潤ったらスタートです。
人差し指から小指までの4本の指全体で鼻の脇からこめかみまでゆっくりと伸ばすように滑らせます。次に頬骨あたりに4本の指を軽く置き、顎を引きながら上へと押し上げます。今度は顎を上げ目線を下にしながら4本の指をこめかみに置いて引き上げます。最後に4本の指を両頬にあて、こめかみを目指してクルクルと円を描くように滑らせていきます。
血流・リンパの流れをよくするマッサージ
このマッサージを行う時も、美容液やクリームなどで肌の表面を滑らかにしておきましょう。また、表情筋に比べよりピンポイントに優しく効果を発揮するため、力の入りやすい人差し指を除く中指、薬指の2本の指で行っていきます。
まず、2本の指の腹で顎から耳の下へ、口角から耳の方へ、頬骨からこめかみへと小さな円をクルクル描くように優しくマッサージします。それぞれ5秒ずつを目安にやり過ぎず、軽いタッチで行うことがポイントです。そして次に、耳の下から鎖骨までを同じようにマッサージします。左右3回ずつが目安です。最後に鎖骨の下から脇の下にむけて同じようにマッサージして終わりましょう。
リンパや血流の流れをよくするマッサージは、何度も押したり擦ってしまうと肌の角質に傷がつくので、逆にそれが乾燥やシワ、たるみの原因となってしまう恐れがあります。肌に負担をかけないよう、優しく丁寧なマッサージで肌のたるみやたるみ毛穴を気持ちよくケアする習慣をつけてみて下さい。
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