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おりものがピンク色になる原因と身体のサイン

更新日:2018/02/16 公開日:2014/08/01

驚いている表情の女性

おりものの色や形状に、そのときの身体の健康状態が反映されることがあります。通常、透明もしくは乳白色であるおりものが他の色で出てきた場合は、何かの病気が潜んでいることも考えられます。

ピンク色のおりものも、そんなサインのひとつです。病気が疑わしい場合には、すみやかに病院に相談するようにしましょう。ここではピンク色のおりものが出た際に考えられる病気や、身体の状態について解説します。

おりものの役割

おりものとは、子宮頚部や膣、汗腺から分泌されたものが混じり合った、粘性のある分泌物です。女性にとって大切な以下の働きを担っています。

自浄作用
膣内部のうるおいを保ち、汚れを排出しています。また、デーテルライン桿菌(かんきん)という乳酸菌の働きにより、膣内を弱酸性に保つことで大腸菌やカンジダ真菌などの増殖を防いでいます。
受精のサポート
おりものは排卵期になると水っぽいゼリー状に変化し、精子をスムーズに受け入れるための手助けを行います。

通常のおりものは透明または乳白色

おりものは、通常は無色透明から白っぽい色合いで、やや粘り気があります。においは個人差もありますが、ややすっぱいにおいになることがあります。

おりものはまた、生理周期にあわせて量が増減したり、粘性や色が変化していきます。たとえば生理前後は少量の経血が混じることがありますし、排卵期には生卵の白身のような透明なゼリー状に変化し、量がもっとも多くなります。また、排卵後は量が減り、粘り気のある黄白色になります。

おりものの変化は身体からの重要なサインですから、見落とすことのないようトイレの度にチェックすることを習慣化するとよいでしょう。

おりものがピンク色になる原因

血液が混ざっていると、おりものはピンク色や茶色に変色することがあります。おりものに血が混じること自体は珍しいことではありません。その出血が正常なものなのか病気によるものなのか、その違いを区別しなければなりません。

血が混ざったおりものが出る場合、考えられるのが不正出血です。不正出血とは、周期的な月経時以外に性器から出血することです。ホルモンバランスが乱れたり、性交時に膣が傷ついて出血することもありますが、なんらかの病気によって不正出血が起こることもあります。

生理前後や排卵日前後の血液が混ざるとピンク色に

前述したとおり、生理の前後は経血が混じるため、おりものが薄いピンク色になることがあります。他にも個人差はありますが、排卵日の前後に軽い腹痛や下腹部痛とともに少量の出血が起こり、ピンク色のおりものが出ることがあります。これは一時的なホルモンバランスの崩れによるもので、普通は2~3日でおさまります。

妊娠初期におりものがピンク色になることも

また、妊娠初期にもピンク色や茶色のおりものが少量出ることがあります。妊娠初期のこうしたおりものは、基本的には問題ありませんが、出血量が次第に増えたり、生理痛のような痛みをともなったり、発熱がある場合は、念のため産婦人科を受診しましょう。

ストレスによる不正出血の可能性も

強いストレスを感じると、生理期間中でなくても出血をすることがあります。これはホルモンバランスがストレスによって乱れることで、子宮内膜の増殖や剥離といった生理のシステムにも乱れが生じたことによるものです。この出血した血がおりものに混ざったとき、ピンク色のおりものになります。

ストレスはホルモンバランスの乱れだけでなく、さまざまな病気の原因となります。できるだけ生活の工夫をしてストレスを減らすようにしましょう。

おりものがピンク色のときに可能性のある病気

不正出血がたびたび起こる場合、子宮頸がん、子宮体がん、子宮頸管ポリープといった病気が隠されている可能性があります。

子宮頸がん、子宮体がん

子宮頸がんや子宮体がんは近年増加傾向にあり、決して珍しくない病気となっています。子宮頸がんは20代後半から30代の比較的若い年代に、子宮体がんは50代60代の閉経前後の年代が発症しやすい傾向にあります。

初期の子宮頸がんは、ほとんど自覚症状がありません。しかし、性交中や性交後に出血したり、不正出血による茶色いおりものが出ることがあります。子宮体がんも月経とは無関係の出血や、閉経後の長期に渡る不正出血などが見られます。

子宮頸がんも子宮体がんも、進行するとおりものの量が増え、悪臭が混じるようになりますので、もし異常を感じたら早めに婦人科の診察を受けることが大切です。

子宮頸管ポリープ

子宮頸管ポリープは子宮と膣を結ぶ子宮頸管の粘膜が増えて子宮口からはみ出し、膣に向かって垂れ下がった状態になったものです。妊娠・出産を経験した30~50代女性に多いとされ、原因はまだ解明されていませんが、ホルモンバランスの影響や細菌感染が関係しているとされています。

ポリープのほとんどは良性ですが、妊娠中にポリープが見つかった場合、妊娠に悪影響を及ぼすことがあります。また、ポリープはやわらかく充血しやすいため、排便時にいきんだり、性交やスポーツをしただけでも出血し、おりものがピンクや茶褐色になることがあります。不正出血がたびたび起こるようであれば、外来で簡単に切除できますので、一度婦人科を受診されることをおすすめします。

萎縮性膣炎(老人性膣炎)

萎縮性膣炎(老人性膣炎)の症状にも黄色やピンク色のおりものがあげられます。おりものににおいを感じる場合もあります。また、膣の乾燥やかゆみ、尿漏れ、頻尿を感じることもあります。

萎縮性膣炎は閉経によって卵巣機能が停止したり、腫瘍などの治療のために卵巣摘出を行った女性に見られます。卵巣機能が停止したことで女性ホルモン(エストロゲン・卵胞ホルモン)の分泌が低下し、膣粘膜の萎縮・膣の乾燥が起こって雑菌が繁殖しやすくなり、炎症を引き起こします。

萎縮性膣炎は閉経後の女性だけでなく、若い女性でも発症することがあります。月経不順や女性ホルモン抑制薬の使用歴、喫煙歴、卵巣摘出やがんの治療歴などがある場合は注意が必要です。

不正出血が続くようなら婦人科へ

不正出血があり、おりものがピンク色や茶褐色になるけれど、自分では原因がわからない…ということもよくあります。気になる出血が2度、3度と複数回ある場合や、おりものの色や量がいつもと違う、臭いにおいがするなどの場合は、一度病院で検査を受けてみることをおすすめします。

まとめ

おりものがピンク色になったときの原因や、考えられる症状や病気についてご紹介しました。おりものは、生理周期と同じくして量や状態に変化を見せますが、通常は透明もしくは乳白色です。しかし、おりものに血液が混ざるとピンク色になることがあり、以下のようなことが考えられます。

  • 生理期や排卵期の出血
  • 妊娠初期の出血
  • ストレス
  • 子宮頸がんや子宮体がん
  • 子宮頸管ポリープ
  • 膣炎

おりものは身体からの重要なサインですので、普段からチェックすることを習慣づけておきましょう。病気が疑われる場合は、すみやかに医療機関を受診することも大切です。

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