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タバコが口臭を悪化させる原因と対策

更新日:2017/08/10 公開日:2014/08/01

口臭の予防・改善策

タバコが口臭を悪化させてしまうメカニズムや、喫煙後にできる簡単な口臭対策について、ドクター監修の記事のもとで詳しく解説します。タバコは辞められないけれど口臭は気になるという方は要チェックです!

タバコが口臭を悪化させる原因と対策

タバコは口臭の一因となります。それならば禁煙してしまえばいい、とは思うものの、喫煙者にとって禁煙はなかなか難しいものです。禁煙が無理な方は、タバコと口臭の関係を知った上で、喫煙後にできる口臭対策を実践してみましょう。

タバコは口臭を悪化させる

火をつける前のタバコを嗅いでみてもそこまで「臭い」とは感じないと思います。では、タバコを吸った後の口は何故臭うのでしょうか?それは、火をつけたタバコから出る煙が臭っているからです。

煙には、主に2つの成分が含まれています。それはタールとニコチンです。この2つの成分が、口臭に大きく影響しているのです。

タール

いわゆる「ヤニ」と呼ばれる成分で、これ自体が独特の臭いを発します。成分中にはベンツピレンやアミン類など多くの物質を含んでいます。喫煙後、タバコのフィルター部分に見える茶色のシミはタールによるもので、これは舌や歯、歯垢、歯石などにも付着します。

そのため、口内にもタールの臭いが残り、それが口臭の原因になると考えられています。ちなみに、タールは口腔内だけではなく肺や胃にも付着するため、口臭のみならず身体の健康にも害を及ぼすと言われています。

ニコチン

これはタバコへの依存を引き起こす原因物質で、中枢神経系に作用します。喫煙することで肺から吸収され全身に広がるのですが、その際ニコチンによる作用として毛細血管の収縮や血圧上昇が引き起こされます。

それにより口腔内においても血液の循環機能が低下し、唾液の分泌が抑制されてしまうのです。唾液の分泌が減り口腔内の酸素濃度が低下すると、活発化した嫌気性菌が歯垢などを分解するため、揮発性硫黄化合物が発生し悪臭が起こってしまうのです。

一酸化炭素

タールとニコチン以外に、一酸化炭素も口臭の原因となります。これは血液中で酸素を運搬する働きのあるヘモグロビンと強く結びつくため、体内の酸素濃度を低下させてしまいます。したがって、口腔内の酸素濃度も低下し、ドライマウスの原因となり口臭を引き起こすのです。

禁煙以外の口臭対策

口臭が気になるが禁煙はできないという方は、喫煙時に注意すべきポイントを守り、また、喫煙後にできる対策を徹底するようにしましょう。

喫煙時に注意すべきポイント

タバコを吸う際に一緒に飲料を飲むという方は少なくないと思います。しかし、摂取する飲み物によっては口臭を増長させてしまうものがあることをご存知でしょうか。特に気をつけたいのがコーヒーです。

タバコとコーヒーの臭いの組み合わせは多くの人に不快感を与えますが、気を付けたい理由はそれだけではありません。コーヒーは利尿作用が強いため体内の水分量を低下させます。それにより唾液の分泌も減少するため、口臭リスクが高まってしまうのです。

この点を考えると、コーヒーに限らず緑茶や紅茶なども避けた方がいいでしょう。また、ココアや抹茶、乳飲料、糖質の多い飲み物は口腔内に残りやすいため、歯や歯垢、舌の表面に残るタールの量を増加させる恐れがあります。よって、これらも避けることをオススメします。

喫煙後にできる口臭対策

喫煙後の対策には、タールの口腔内残留防止と、ニコチンと一酸化炭素の作用で低下してしまう唾液分泌の促進があります。具体的な方法としては、歯磨き、舌磨き、うがい、水分補給が挙げられます。ただし、やり方次第では口臭を悪化させてしまう危険もあります。それぞれの正しい方法や行う際のポイントをしっかり踏まえておきましょう。

・歯磨き…香料が強いものは口臭と混ざって悪臭と感じられることがあるので注意が必要です。また、歯の表面だけではなく、歯間や歯と歯茎の間の歯垢が溜まりやすい部分を重点的に磨くことも心掛けましょう。

・舌磨き…舌に直接歯ブラシを当てたり歯磨き粉を塗ると、舌の表面に傷をつけてしまい、それが口臭の原因となる場合があるので気をつけましょう。磨く際には、舌の表面を口腔用保湿ジェルなどで潤した後に舌用のスポンジやガーゼなどで優しく拭き取るようにすることをオススメします。

・うがい・水分補給…コーヒーや紅茶など、色素が強く歯に付着しやすいものや、香りが強いものは避けましょう。うがいはなるべく水かぬるま湯、マウスウォッシュなどで行い、水分補給はぬるめの白湯か冷たすぎない水で行うことをオススメします。

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