お肌の悩みは女性にとって永遠のテーマです。なかでも、なかなか人に相談しづらいのが、お尻のスキンケアではないでしょうか。自分では見づらい場所だからこそ、気づいた時のショックも大きいものです。
お尻のスキントラブルで一番多いのはブツブツですが、その原因はひとつではありません。そのため、治すにはまずは原因をよく知り、自分のケースがどれに当てはまるのか見極めることが大切です。
お尻のブツブツの原因
ブツブツができる主な原因について見ていきましょう。
皮脂の過剰分泌(ニキビ)
お尻のブツブツの原因のひとつに、皮脂の過剰分泌があります。これによりできるブツブツは、ニキビです。ニキビというと顔のイメージが強いですが、皮脂腺がある場所であれば身体のどこにでもできます。お尻も例外ではありません。
ニキビの原因はアクネ菌ですが、アクネ菌が増える原因は皮脂の過剰分泌や角質肥厚による毛穴の詰まりです。お尻は角質が分厚く、座ることにより常に刺激が与えられるため、身体の中でも特に過角化しやすい部位です。先にも述べたように、角質が厚くなると毛穴が塞がってしまうため、アクネ菌は増えやすくなります。
垢や皮脂の詰まり(粉瘤)
ニキビと誤解されやすいのが、粉瘤(ふんりゅう)です。あまりなじみのない言葉かもしれませんが、お尻のブツブツのなかでは比較的ポピュラーなものです。症状としては皮膚の下に袋ができ、そこに垢や皮脂が詰まって引き起こされるようですが詳しい原因はまだ判っていません。良性の腫瘍ですが、ただのニキビだと思って放置しておくと炎症を起こして細菌が入ってしまう場合もあるため、注意が必要です。
ニキビと粉瘤の違いは、できる場所が決まっているかどうかです。粉瘤は一度治ったと思ってもまた再発し、できる場所も毎回同じです。心当たりがある方は、その付近の毛穴を確認してみてください。粉瘤ができる毛穴はくぼんでいます。
洗剤やボディーソープによる刺激
洗剤やボディーソープは強い洗浄力をもっている反面、人体への刺激も強いため、湿疹などの原因となります。デスクワークや運転など、長時間座っていることの多い人は要注意です。座りっぱなしの状態で汗をかくと、下着に付着した合成洗剤や柔軟剤が溶け出すことがあるためです。
また、見落としがちなのはお風呂椅子です。椅子に座って頭や身体を洗うと、身体についたシャンプーやボディーソープが下に流れお尻の下に溜まります。これが湿疹や炎症の原因となる場合があるのです。
お尻のブツブツの予防・対策
生活習慣の乱れを改善する
全ての原因に共通する対策は、清潔な状態を保ち極力刺激を受けない状態にしておくことです。そのためにも、まずは生活習慣の改善を試みましょう。規則正しい生活を心掛け、油っこいものや刺激物の摂取を控えるようにするだけでも、ニキビや湿疹のリスクを減らすことができます。
お風呂ではしっかりとすすぐようにしましょう。また、ボディーソープを固形石鹸に変えたり座らずに身体を洗うなど、お尻に余計な刺激を与えずに済むよう工夫することも大切です。洗濯用洗剤は石鹸系や植物由来のものにすると、下着に残留する成分が少なくなります。
病院で治療が必要なものも
粉瘤は自然には治りません。治ったと思ってもまた再発してしまいますので、完治のためには病院での治療が必要です。
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