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初夏のアトピー対策~乳幼児編~

更新日:2016.12.09
公開日:2014.08.01
ドクター画像
この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

暑さの増してくる初夏の時期、乳幼児には乳幼児のアトピーケアがあります。こちらでは、ドクター監修の記事で、乳幼児向けの初夏のアトピーケアを、ご紹介しています。

アトピーケアに休みはなく、四季折々の悪化要因や対策があります。日照の少ない梅雨が終わり晴れの日の多くなる7月は、外遊びの機会も増え、子供にとっては嬉しい時期かもしれません。しかし、子供のアトピー対策を考えた時には注意が必要な時期とも言えます。こちらでは、初夏に気をつけたい乳幼児のアトピー対策をまとめてご紹介しています。

汗はこまめにケア

子どもは汗っかき!と言いますが、実際に、乳幼児は大人よりも基礎体温が高く、運動量も多いため汗をかきやすいものです。暑くなってくると、熱中症対策として水分補給も重要ですが、一方で滝のように大量の汗をかくと思います。汗をそのままにしておくと、汗によるかぶれや、感染症を引き起こす恐れがあります。

しかしながら、子どもは汗をたくさんかいても、それを自分で拭き取ることができません。そこで、冷房などで汗をかくこと自体を規制するのではなく、かいてしまった汗を放置せずに、こまめに拭き取るケアが必要です。

綿などの肌にやさしい素材を使い、肘や膝の裏や首回りなど、汗が溜まりやすい部分を重点的にケアしてください。できれば、冷やしたおしぼりを携帯するようにすると、汗を拭きとるのと同時に肌をクールダウンできて効果的です。

アレルゲンから守る

乳幼児の免疫機能は発展途上で、大人に比べて多くのアレルゲンに対してアレルギー反応を引き起こしやすい傾向があります。そこで、住環境の中に潜んでいるアレルゲンを、できる限り取り除くことが重要になります。

具体的には、汗をたっぷりかいた寝具の湿気&ダニ対策、食物中のアレルゲン対策、あるいはハウスダストやカビ対策などです。毎日使用する寝具は、シーツを頻繁に交換し、できるだけ日光に当てて干しましょう。また、どうしてもカビの繁殖しやすい浴室や、ハウスダストなどは、掃除と換気をまめにおこなうことで乗り切りましょう。

かき壊しは保護してブロック

乳幼児は、免疫機能や肌のバリア機能の未熟さもあり感染症にかかりやすい傾向があります。汗対策とも関係しますが、ちょっとしたかき壊しからとびひやヘルペスなどの感染症を併発することもあります。また、強いかゆみに対し、「かいてはダメ!我慢して!」と言ったところでなかなか我慢できるものではありません。

そして、いったんかき壊してしまうと、さらにかゆみを増し、感染症が一気に広がってしまいます。そこで活躍するのが、じゅくじゅく肌にぴったりの「リント布」や「チュビファースト」といった包帯類です。皮膚を乾燥などから保護するとともに、子どもがかき壊すのをブロックするのに役立ちます。

アトピー肌の子どもが夏場によい状態ですごせるかどうかは、一重に親御さんのケアにかかっています。ポイントを押さえて、ぜひ快適に夏を乗り切って下さいね。

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