光治療のフォトフェイシャル機器の1つ、フォトRFにはどのような特徴があるのでしょう。また、使用する際にはどんなことに注意したら良いのでしょう。
フォトRFとは?
IPL(インテンス・パルス・ライト)という光をお肌に照射するフォトフェイシャルの1つで、最もベーシックなフォトフェイシャル機器が進化してバージョンアップしたものです。
光エネルギーにはシミだけでなく肌色にも反応しやすいという欠点があり、それを補うためにRF(高周波エネルギー)を組み合わせています。これによって効率的に熱エネルギーをお肌の奥深くまで照射でき、しかも安全性も高まりました。
フォトRFの作用メカニズムとは?
フォトRFを照射すると、IPLという光エネルギーとRFという高周波エネルギーが同時にお肌に働きかけるようになっています。
IPLには特定のものにのみ反応するという性質があります。周囲の肌に比べて、メラニンが密集している雀卵斑(そばかす)などのシミに光が当たることで初めて熱を発生させます。
つまり正常な組織には傷を付けることなく、沈着したメラニンだけにダメージを与えることができるのです。しかも発生した熱を冷やすためのコンタクト・クーリングを作動させて安全性を確保することで、正常な組織を守りながら治療することができます。
一方RFには表皮にあるメラニンに影響されることなく、お肌の深部にまでエネルギーを到達させられる性質があります。
もともと東洋人の表皮には西洋人に比べてメラニンが多いのが一般的で、従来のフォトフェイシャル機器では深部にあるシミを治療しようとして光の出力を上げると、表皮がやけどや合併症を負うなどのリスクを伴いました。
つまりこのRFを加えたことで、光エネルギーのパワーを表皮に吸収されることなくコラーゲンを育む線維芽細胞がある真皮層にまで浸透させることができます。なおかつ、安全性も高まったと言えるでしょう。
どんなシミに効果を発揮するの?
光エネルギーと高周波エネルギーというダブルアクションによって、お肌のさまざまな悩みを改善する相乗効果が高まります。
シミだけでなく赤みやくすみまで改善し、なかでもそばかす治療により効果を上げています。また光の作用で真皮層にあるコラーゲンの線維芽細胞を活性化するため、肌のハリの改善や開いた毛穴の状態も改善するなど、さまざまな側面からお肌のリニューアル効果が期待できるのです。
使用する際の注意点とは?
2~3週間の間を空けて複数回照射することになりますから、治療期間がある程度必要です。照射後には患部が熱を持ち一時的に赤みが出る場合もありますから、治療スケジュールについて医師とよく相談しましょう。
また、照射中にはチクチクした痛みを感じる人も多いようです。照射後はお肌が普段より敏感になっています。また、効果を長持ちさせるための日焼け止め対策をしっかりしておきましょう。
健康保険の利かない自由診療なので、治療費については事前に確認しておくと安心です。
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