「キメの整った肌は美しい」とよく言いますが、そもそもキメとは何でしょうか?
肌のキメってなに?
皮膚の表面には無数の溝(皮溝/ひこう)と、その溝によってできた盛り上がり(皮丘/ひきゅう)があります。
皮溝の幅が細く、皮丘の形(三角形をしている)が小さく、規則正しく並んでいる状態を「キメが細かい」「キメが整っている」と言い、反対に溝が太くて皮丘が大きいと「キメが粗い」と言います。
キメの細かく整っている肌は、毛穴も目立たず肌表面もつるんとしています。光を多く取り込み反射するので肌が輝いて見え、透明感も生まれます。
肌のキメが乱れる原因
キメの細かさ、粗さは生まれつきのもので人によって違いがありますが、温度や湿度といった環境によるものや紫外線などによるダメージ、ストレスなどの内的なものによっても変化します。
特に影響を受けやすいのが乾燥です。皮丘が水分をしっかり含んでいると、膨らみも良くふっくらとした肌を保つことができますが、逆に皮丘内の水分が不足するとしぼみ、たるんでしまいます。
ダメージによりキメが乱れた肌は、皮膚のザラつきが目立ち硬くごわついた肌触りで毛穴も目立ち、ハリ・ツヤも失われます。乾燥による小ジワも増えてしまいます。
さらに、皮丘の大きさが不揃いなため光の反射が弱まり、肌の色がくすんで見えます。メイクのノリも悪く、崩れやすさの原因にもなります。
肌のキメを整える3つのポイント
最も大切なのは、保湿をすること
肌に水分がきちんと含まれると、皮丘はふっくら盛り上がり、溝(皮溝)は小さく目立たなくなります。たっぷりの化粧水で保湿し、乳液やクリームできちんと油分補給をして乾燥を防ぎましょう。
紫外線を防ぐ
紫外線はターンオーバー(肌の新陳代謝)を妨げる原因の1つです。ターンオーバーの周期が乱れることで、古くなった角質が肌に残ったり、逆にターンオーバーが異常に早まったりして、キメの乱れの原因になります。
紫外線対策を万全にすると同時に、古くなった角質を取り除くケア(ピーリング石鹸を使った洗顔など)を適度に取り入れてもいいでしょう。ただしやりすぎは禁物です。
生活習慣を整える
栄養不足や運動不足、冷えなどにより血行が悪くなると、肌の働き全体が鈍り、ターンオーバーを遅らせてしまいます。栄養バランスのとれた食生活を心掛け、十分な睡眠をとるなどしてキメの乱れの内的要因を減らしましょう。健康的な生活が肌を健やかに保ち、キメを整える手助けをしてくれます。
保湿により肌を正しい状態に保つことで、肌のキメも整っていくのです。
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