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肌質別!正しい肌の保湿スキンケア方法

更新日:2017.12.22
公開日:2014.09.01
ドクター画像
この記事の監修者
札幌シーズクリニック 院長 大久保真

美しくトラブル知らずの肌を作るためには、保湿ケアが非常に重要になってきます。しかし、自分の肌の状態に合った保湿ケアをしないと、状態を悪化させてしまう可能性があるのです。正しい保湿の方法を、ドクターの監修の記事で解説します。

肌トラブルのない美しい肌を目指すために保湿ケアを行っても、その方法が間違っていたり、自分の肌質に合っていなかったりするとかえって逆効果になることがあります。まずは正しい保湿ケア方法を知りましょう。

肌を乾燥から守る!肌にあった保湿の重要性

肌には「バリア機能」と呼ばれる、皮膚の水分が失われることを防ぐ機能を持っています。バリア機能のおかげで、肌は外部刺激から守られ水分を保持することができるのです。

バリア機能が正常に作用するためには、皮脂膜・天然保湿因子(NMF)・角質細胞間脂質(セラミド)という成分のバランスが整っている必要があります。この3つの成分のバランスを整えるために、正しい保湿ケアを行い、肌にうるおいを与えることが重要なのです。

やり方を間違えると保湿ケアが逆効果に

保湿はスキンケアを考える上でとても大切なことのひとつです。しかし、むやみに保湿ケアをし過ぎることは逆効果になります。過剰な保湿は、かえってバリア機能を低下させてしまう可能性があるからです。一例として、コットンパックの使用があげられます。指定の時間以上に長くやり過ぎると、コットンが乾燥することで、肌内部に浸透している水分を奪ってしまう可能性があります。また、化粧水の付け過ぎは、化粧水が肌から蒸発する際に肌の水分も一緒に蒸発させてしまうことがあるので注意しましょう。

肌には本来、自身を守るセンサーのような働きがあります。乾燥や刺激に耐えられるよう皮脂を分泌したり、角質を厚くしたり、紫外線から肌を守るためにメラニンを生成するなどの活動は、すべてこのセンサーの働きによりコントロールされます。過剰な保湿は、「潤っているから大丈夫」とセンサーが誤解し、働きを鈍らせてしまう可能性があります。肌は、栄養を吸収する器官ではなく「排泄器官」です。必要以上に栄養を送り込むより、排泄がスムーズに行われる環境作りをしてあげたほうがキレイな肌を作ることに繋がるでしょう。

肌質別の正しいスキンケア方法

肌質は大きくわけて、乾燥肌、脂性肌、混合肌、敏感肌の4種類があります。肌質に合わないケアは、肌の状態を悪化させてしまうこともあるので注意が必要です。肌質別のお手入れ法をみてみましょう。

乾燥肌

乾燥肌は、角質層の水分保持能力の低下により肌が乾燥してしまう肌質のことです。化粧水の重ね付けなどで水分を補うとともに、乳液やクリームなどで油分補給をしっかり行うことが必要になります。

また、内側からの水分摂取もしっかりと行いましょう。乾燥がひどくなると、ターンオーバー(肌の新陳代謝)の乱れから古い角質がはがれにくくなることがあるので、マイルドな使い心地のピーリング剤で角質を取ってあげると、保湿成分や美容成分が浸透しやすくなり乾燥防止に役立ちます。

脂性肌

皮脂が過剰に分泌され、肌がベタついてしまう肌質のことを脂性肌と言います。肌がベタついているので乾燥を感じにくいですが、保湿ケアは必要です。化粧水は抗酸化作用・抗菌作用がある成分を配合しているものをおすすめします。セラミドなど肌内部の保湿効果を上げる成分が入っている化粧品などでお手入れすると効果的です。

混合肌

場所によって、異なる肌質が存在するのが混合肌(額から鼻筋のTゾーンはオイリー肌で、頬やフェイスラインのUゾーンが乾燥肌など)です。かさつく部分には保湿クリーム、毛穴の目立つオイリーな部分には皮脂コントロールの美容液を付けるなど、部分ごとにケア方法を変える必要があります。

敏感肌

少しの刺激で肌荒れしやすく、デリケートな状態になっている肌が敏感肌です。皮膚のバリア機能が低下し、外部刺激を受けやすくなっている状態になります。セラミド、ヒアルロン酸などの保湿成分を補う保湿ケアが有効であり、添加物やアルコールなど、刺激成分を含まない化粧品を選ぶことも大切です。

自分の肌質をよく見極め、それぞれに合った保湿ケアをするようにしてください。

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