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蓄膿症による口臭の治療法

更新日:2017/08/28 公開日:2014/09/01

口臭を併発する病気・症状

蓄膿症の方の多くが、口臭が気になると言います。放っておくとやっかいな蓄膿症だからこそ、しっかり治療して口臭予防をしたいものです。そこで、ドクター監修のもと、蓄膿症の原因と治療方法をはじめ、口臭との関係について解説します。

口臭にはさまざまな原因が考えられますが、なかでも蓄膿症の方の多くは口臭が気になると言います。それは、どうしてなのでしょうか?蓄膿症と口臭の関係について解説します。

蓄膿症(副鼻腔炎)の症状と原因

鼻の周りには大小いくつもの空洞があり、これらを医学的に「副鼻腔」といいます。風邪をひくと鼻がつまったり黄色っぽい鼻水が出たりするように、細菌などが原因で副鼻腔に炎症が起きることによって膿がたまったり、粘膜が腫れて換気が悪くなる状態を副鼻腔炎といいます。

副鼻腔炎は、急性と慢性の2種類があります。急性副鼻腔炎は風邪などによって突発的に現れる症状で、ドロッとして黄色や緑色をした鼻水になったり、ときには痰のような塊となって喉に流れてくるケースもあります。

急性のものが治らないで長く続く場合は、慢性副鼻腔炎となります。いわゆる蓄膿症と呼ばれる症状です。副鼻腔炎は鼻水の症状だけでも苦しいですが、頬や目の周りなどに痛みを感じたり、頭がぼーっとしたり、ときには頭痛や熱を生じる場合もあります。急性副鼻腔炎を放っておくと、蓄膿症が慢性化しやすいといわれています。

蓄膿症が原因の口臭

蓄膿症と口臭は一見関係ないように思えますが、実は蓄膿症が口臭の原因になっているケースというのが少なくありません。蓄膿症は鼻の奥に膿が溜まるため、その膿から臭いが発生している場合があるのです。このときの臭いは患部が近いため、周りの方よりご自身が感じやすいといわれます。

膿からの臭い以上に多いのが、口呼吸をすることにより起こる口臭です。蓄膿による鼻ポリープができることで、高度の鼻づまりや嗅覚障害を生じます。

口呼吸がメインになると、鼻の加湿器としての機能を使えないため、口の中が慢性的に乾き口臭を招いてしまうというわけです。

口の中が乾燥した状態による口臭を防ぐには、こまめに水を飲むなど、口内を潤すことが大切です。水は口の中を潤すだけでなく、唾液の分泌を促すはたらきもあります。

蓄膿症の治療法

蓄膿症による口臭を根本的に治すには、蓄膿症を治療することが必要です。とはいえ、口臭の原因が必ずしも蓄膿症によるものとは限らないため、ドクターには蓄膿症のことだけでなく口臭が気になっていることもきちんと伝えましょう。口臭の原因には虫歯や歯槽膿漏の場合もあります。

蓄膿症は、手術をしなくても抗菌薬(マクロライド少量長期療法)や鼻洗浄で溜まった膿を洗い流すことで症状が改善するといわれています。ただし、レアなケースとして、細菌ではなくカビが炎症の原因になっている場合や、鼻の異常や歯の病気が関係している場合があります。この場合は、保存的治療での改善は困難であり手術することが多いです。

まずは、「おかしい」と思ったら早めに受診しましょう。また、蓄膿症は途中で治療をやめると再発するリスクが高く、何度もくり返すと治りにくくなるため注意してください。

治療を始めると症状が良くなりますが、比較的長期の治療が必要ですので、じっくり治療を行いましょう。

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