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アミノ酸の美肌効果と正しい摂取方法

更新日:2016.12.09
公開日:2014.10.01
ドクター画像
この記事の監修者
タカナシクリニック 院長 ?梨真教

アミノ酸は肌の細胞を作る原料。アミノ酸が不足すると、肌にはどのような影響が出るのでしょうか。ここではドクターの監修のもと、アミノ酸がもたらす美肌効果についてご紹介します。

アミノ酸の美肌効果と正しい摂取方法

アミノ酸は皮膚や髪の毛の原料となるもの。血中のアミノ酸濃度は肌の状態に影響します。ここではアミノ酸が肌に与える影響と効果的な摂取方法を詳しくご紹介します。

アミノ酸は肌を作る原料

アミノ酸は、肌の主成分となるコラーゲンを作る原料です。そのため、アミノ酸の過不足は大きく肌に影響します。血液中のアミノ酸濃度が低くなると、肌色が悪くなったり、肌のツヤが失われます。逆に濃度が高まれば、肌にハリや潤いが感じられるようになります。

肌の角質層内にあるNMFという天然保湿因子の主原料もアミノ酸です。NMFは肌の水分を保ち、角化細胞同士を支える役割を持つ成分で、シワやたるみを防ぐ働きも担っています。アミノ酸が不足すると、NMFが十分に機能せず、肌の水分が蒸発して乾燥を招きます。

肌を美しく健康に保つためのアミノ酸補給

健やかで美しい肌を保つために必要不可欠なアミノ酸。身体を作っているのは20種類のアミノ酸ですが、美肌のためには特にどのアミノ酸が必要なのでしょうか。ここでは美肌効果の高いアミノ酸とそのアミノ酸を補給するために摂りたい食材をご紹介します。

アスパラギン

表皮角質層内の細胞分裂にかかわるアミノ酸。

<スキンケア効果>

角質層の新陳代謝を促進します。また、角質の水分を保持して肌の潤いを保ち、乾燥を防ぎます。

<アスパラギンを多く含む食材>

アスパラガス・大豆もやし・サトウキビ、肉類など。

セリン

肌の潤いを保つ効果のあるアミノ酸。

<スキンケア効果>

セリンは角質層に多く存在する物質で、肌の潤いを維持する作用があります。天然保湿因子であるNMFに最も多く含まれるのがこのセリンです。また、保湿効果だけでなくメラニンの形成を抑制する働きも持っているので美白効果も期待できます。

<セリンを多く含む食材>

牛乳・大豆・高野豆腐、かつお節など。

プロリン

コラーゲン生成に主要となるアミノ酸。

<スキンケア効果>

プロリンは体内に吸収されたタンパク質やアミノ酸からコラーゲンを合成する際に必要なアミノ酸です。さらに、ダメージを受けたコラーゲンを修復する働きも持っています。

<プロリンを多く含む食材>

豚肉・動物性のゼラチン質・小麦タンパク、大豆タンパクなど。

美しい肌を作るには、毎日のスキンケアに加え、これらのアミノ酸を十分に補給することが大切です。

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