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美肌をもたらすコラーゲンの働き

更新日:2016.12.09
公開日:2014.10.01
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この記事の監修者
タカナシクリニック 院長 ?梨真教

美肌作りに欠かせないと言われるコラーゲン。コラーゲンにはどのような働きがあり、なぜ肌に良いとされているのでしょうか。コラーゲンの具体的な働きとコラーゲンの摂取方法について解説します。

美肌をもたらすコラーゲンの働き

コラーゲンは肌に良いとされ、コラーゲン鍋やコラーゲンサプリといったものも登場していますが、コラーゲンはもともと身体の中にある成分です。具体的にコラーゲンにはどのような働きがあるのでしょうか。

肌の美しさを保つコラーゲンの働き

人体を構成するタンパク質のうちの、およそ3分の1を占めるのがコラーゲン。コラーゲンは肌だけでなく、人間の身体にとって、なくてはならない存在なのです。

肌内では表皮の下にある真皮の約70%を占め、真皮の中に網目状のネットワークを作って肌の弾力を保っています。また、真皮と表皮の間にある基底膜にもコラーゲンは存在し、真皮からの栄養を表皮に送る役割を担っています。

そんな重要な働きをもつコラーゲンですが、加齢とともに減少していきます。コラーゲンが減少すると肌の弾力は失われ、たるみに繋がっていきます。

また、真皮から表皮への栄養の受け渡しもスムーズに行かなくなり、肌のターンオーバーが乱れ、シミやくすみができやすくなってしまいます。

加齢によって減少するコラーゲンを補うには?

加齢とともにどうしても減少してしまうコラーゲンを補うためにさまざまな摂取方法が提案されています。

食事で補う

コラーゲン鍋やフカヒレスープ、手羽先、牛すじなどがコラーゲンを多く含む食事として知られています。かつてコラーゲンの美肌効果が叫ばれ出した直後は、このように直接摂取することが美肌に効果的と言われていました。

しかし、しばらくして「コラーゲンは体内でアミノ酸に分解された後、体内でタンパク質に生成されるので、経口摂取しても意味がない」という見解も出てきました。

かと思えば「コラーゲンの一部は分解されずコラーゲンペプチドになって体内に吸収されるので、肌への効果がないとは言い切れない」という発表も。

まだ最終的な結論には至っていないものの、経口摂取したコラーゲンはアミノ酸まで分解されたとしても、コラーゲン合成に必要なプロリンを多く含むため、肌へ還元されるという説が現在のところ濃厚です。

サプリメントで補う

食事以外の経口摂取にはサプリメントという方法もあります。こちらも食事同様、効果の是非は定かではありません。サプリメントはあくまで補助食品なので食事で摂取できなかったものをサポートするものと覚えておきましょう

注射で補う

即効性を期待するなら、美容外科クリニックなどで行っているコラーゲン注射で補うという方法もあります。効果には個人差がありますが、半年から1年くらい持続すると言われています。

コラーゲンの過剰摂取に注意

コラーゲンは摂取すればするほど良いというものではありません。コラーゲンは胃の中でアミノ酸に分解されますが、排出しきれない余分なアミノ酸は脂肪になり、セルライトの原因にもなります。

また、コラーゲン鍋などの食事は脂肪分が高いものが多いため、ニキビや肥満の原因にも。コラーゲンの1日の摂取目安量は5~10gと覚えておくと良いでしょう。

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