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「PMS」(生理・月経前症候群)って、何?

更新日:2018/05/10 公開日:2014/10/06

PMSの原因と対処法

毎月、月経前になるとやってくる不快な症状。あなたも、PMS(生理前症候群)かもしれません。PMS(生理前症候群)の症状は、イライラやうつ症状などの精神的な症状、そして疲労感、むくみ、過食、頭痛などのカラダの症状など、さまさまです。PMSついてドクター監修のもと詳しく解説します。

生理前になると起きる、精神的、身体的な不調は、PMS(生理前症候群)です。その不快な症状は生理が始まると、なにもなかったかのようにスッキリ消えるため、「疲れていたのかな?」などと見過ごしてしまいがちです。PMSは放っておくと、年を重ねるごとに悪化してしまいます。

PMS(生理前症候群)とは?

生理前2週間以内くらいの、排卵後から月経が始まるまでの時期に症状があらわれ、生理が始まって遅くとも1~2日で症状が消失するのがPMSの特徴です。その症状とは、精神面ではイライラしやすく、感情のコントロールが上手くできない、集中力が低下して物事をうまく進められない、うつや不安感、焦燥感に悩まされるなどといったものが目立ちます。また身体的には、頭痛やむくみ、体のだるさや疲れやすさ、便秘や下痢などのさまざまな症状が起こります。

つらい症状はPMSかも?

PMSの症状であるイライラ、情緒不安定、抑うつ感や不安感などの精神的な不調、また頭痛や体の重だるさなどの身体的な不調は、うつ病をはじめとする精神疾患の症状によく似ています。そのため、PMSといった症状を知らないまま、精神科や心療内科を受診するケースが意外に多く、抗うつ剤などの向精神薬を処方される女性もいます。たしかにPMS症状には強い精神症状をともないますが、いわゆる精神的な病気ではないため、うつ病などに用いられる投薬治療が根本的な解決になるわけではないのです。そして、抗うつ剤などの精神薬には副作用もあり、PMSの症状が強い方ほどその影響が大きくでるといった報告もあります。

PMSの特徴は先に述べたとおり、その症状があらわれる時期です。精神的や身体的な不快な症状が月経前に起こり、月経が始まると消失したり軽減されるのであれば、それは精神疾患ではなくPMSであると疑ったほうがよいでしょう。不調の根本原因がPMSであるか、精神疾患であるかを見極めることが大切です。

PMS(月経前症候群)のチェックリスト

それでは、具体的にどのような症状がPMSで起こるのでしょうか。次にあげる項目のなかで2つ以上あてはまる場合はPMSが疑われ、該当した項目の数が多いほどPMSが重度の傾向にあると言えます。

月経前の2週間以内から月経開始後1~2日に治まる症状に限定してください。

1.自分を制御できないほどイライラする

2.うつ状態になる

3.やる気がなくなる

4.常に緊張している

5.情緒不安定になる

6.悲しくなって泣きたくなる

7.怒りっぽくなり攻撃的になる

8.ものごとに興味がなくなる

9.家から出るのが億劫になる引きこもりになる

10.疲れやすくなる・だるくなる

11.判断力・集中力が低下する

12.眠くなる・眠れなくなる

13.性欲・食欲が増す

14.自分の感情をコントロールできない

15.下腹部が張る・重い・痛い

16.乳房が張る・痛い

17.便秘・下痢になる

18.頭が重い・痛い

19.手足がむくむ

20. 過食になる・体重が増える

PMS(月経前症候群)をより正しく判断するために

自分がPMSであるかは、上記のチェックリストの活用に加え、その症状がいつ起こるかを把握することで判断がより明確になります。そのために、基礎体温をつけてみましょう。生理周期をきちんと把握することで不調が起こる時期がわかります。

そしてPMSが疑われる場合には、PMSを専門に治療する病院を受診するとよいでしょう。詳しい血液検査などにより生化学的に解析を行うことで、ひとりひとりにあった根本的な治療を受けることができます。

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