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活性酸素に効果的?「活性水素水」とは

更新日:2018/04/19 公開日:2014/10/01

水素水の基礎知識

活性酸素が体内で増えすぎると、老化の原因になります。その働きを抑える飲料水として、水素水が注目を集めています。老化の原因にも繋がる「活性酸素」、それを阻止するとされる「活性水素水」について、ドクター監修の記事でご紹介します。

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コンビニや薬局では多くの種類の水素水が売られていますが、その名称を見ると高濃度水素水、「活性水素水」などさまざまあります。ここでは、身体をサビさせる「活性酸素」と、それを取り除くとされる「活性水素水」の効果について検証します。

まず、身体をサビさせるという「活性酸素」とは、どのようなものなのでしょうか?

活性酸素とは?

私たち人間は、常に呼吸をして酸素をとり入れて生きています。1日にとり込む酸素の量は約500Lといわれています。体内にとり入れた酸素は、各細胞に振り分けられ、食事で摂取した炭水化物やタンパク質を燃焼する役割などを果たします。そして、栄養素が燃やされたときに発生するエネルギーが身体を動かす源になります。

この炭水化物やタンパク質の燃焼によって、酸素が使われたあとに排出されるのが「活性酸素」と呼ばれるものです。量としては、体内にとり入れた酸素の約2%ほどです。

「なんとなく、身体に悪そう」だというイメージを持たれがちな活性酸素ですが、完全な悪者ではありません。適量であれば殺菌能力を発揮して、ウイルスなどの有害な物質を退治してくれます。

ところが、現代では大気汚染や紫外線、生活習慣の悪化などストレス要因の増加で、活性酸素の量が必要以上に増えてしまっているのです。これが原因で、活性酸素はウイルスだけでなく細胞を攻撃し始め細胞膜が酸化してしまいます。

その結果、傷ついた細胞は、栄養や老廃物の出し入れがスムーズにできなくなってしまうのです。このように、増えすぎた活性酸素が原因となってシワを増やしたり、歯や骨をもろくしたりと万病の原因になってしまいます。

水素に期待が集まっているのは、この活性酸素を体内からとり除いてくれるからです。水素を豊富に含んだ飲料を飲むと、体内で水素と活性酸素が結びついて無害な水となり、外へ排出する作用があると考えられています。

では、ちまたで販売されている「水素水」とは、どのようなものなのでしょうか?

水素水とは?どのような効果があるの?

水素水とは、ある一定以上の水素(H2)が水(H2O)に含まれたものをいいます。また、この場合の水素とは、水素イオン(H-)ではなく「分子状水素(H2)」のことを指します。水素濃度を示す単位として「ppm(※)」が使用されています。商品名が「水素水」と呼ばれる製品のほとんどは、水素含有率がppmで記載されています。

しかし、「何ppm以上の水素が溶存したものが水素水である」という水素水の定義に関しては、現在のところ国際的に統一された数値がないのが現状です。

※ppm(ピーピーエム)とは、parts per millionの略であり、100万分のいくらかという割合を示す単位のこと。1ppm=0.0001%を表す。

近年、先述した「活性酸素」が身体をサビさせる存在だとして、話題になっています。水素水には、この活性酸素をとり除く効果が期待できるのです。

活性酸素のなかでも、ヒドロキシラジカルなどのいわゆる「悪玉活性酸素」には、DNAや細胞を傷つけてしまうほどの強力な酸化作用があります。水素水は、この悪玉活性酸素のみに反応して除去するという特性があるとされています[1]。

「活性水素水」とは?

さらに、水素関係の商品の中には「活性水素水」という名称で売り出されている商品があります。「活性水素」は、水素がさらに高い酸化還元の能力をもった状態のことを指すとのことですが、「活性水素」または「活性水素水」という単語は学術的に認められた正式な用語ではありません。

もし「活性水素」なるものがあったとしても、不安定なため外からとり込むことはできないという説もあるなど、「活性水素水」については、まだハッキリしたところまで研究が進んでいないのが現状です。

おことわり

  1. 1.一部、「水素」が持つ効能・効果についても言及しております。文章中に明記しておりますが、混同しないようご注意ください。
  2. 2. 当コンテンツ内で言及している「水素水」は、2015年まで分子状水素医学シンポジウム(現・日本分子状水素医学生物学会)が定めていた最低基準(水素含有量0.08ppm以上)にあてはまるものです。なお、水素水の濃度の基準については、2017年3月現在、公的な定義等はありません。市場流通後における水素の含有量は販売元により異なると考えられますので、十分ご注意ください。

参考文献

  1. [1]Ohsawa I, et al. Hydrogen acts as a therapeutic antioxidant by selectively reducing cytotoxic oxygen
  2. radicals. Nat Med 2007; 13(6): 688-694

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