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大人になってから歯並びは矯正できる?適した方法は?

更新日:2017/08/09 公開日:2014/10/01

歯並びについて

小児の歯列矯正は就学前から行うこともあります。一方、いったい何歳まで歯列矯正ができるのでしょうか。最近では60代になってから歯列矯正を行う人もいるようです。大人の歯列矯正と歯並びについて、ドクター監修の記事でお伝えします。

大人の歯列矯正は何歳までできる?

歯並びの悪さは大きくわけて、骨格性と歯槽性があり、骨格そのものに問題がある場合と歯の生えている歯槽骨から先に問題がある場合があります。一般的には歯の生えそろう中学生前後に歯列矯正を始めることが多いのですが、20~30代はもちろん、60歳の人でも歯列矯正をしていることがあります。歯は何歳になっても動くものなので、60歳でも可能なのです。ただ、あまり高齢になると歯周病になっていたり、骨そのものが弱くなってきたりするので、なるべく早い時期に治療を受けることが望ましいと言えます。

成長期が終わった人は、顔面の骨格もほぼ完成しているので、歯科医の範疇ではあごの大きさを変えることや、成長を促すといったことはできません。したがって、各個人の顔の形やあごの形に沿った矯正を行うようになります。

矯正前に、虫歯などのトラブルをケア

ワイヤーによる歯列矯正の前段階として重要なのは、虫歯や歯周病などのトラブルをきちんとケアしておくことです。虫歯を治し、歯肉炎などを抑え、歯石除去を行ってから歯列矯正を始めます。歯列矯正は、大人の場合、12~30か月ぐらいかかります。ですから、その間、心身ともに健康であることが望ましいと言えます。装置を使用すると開始2~3日はうずくような痛みや違和感があることに加え、場合によっては虫歯などになることもありますので、丁寧な歯磨きの習慣を継続していくことが大切です。

セラミック法での歯列矯正の場合は虫歯があっても歯並びと同時に虫歯治療や歯周病の治療をする事が可能です。治療期間は3か月程度ですので、短期間で治したい方や治療中の痛みや違和感が嫌な方に適しています。

また、歯並びが悪い原因があごの骨格的な不調和にある場合、外科的手術を伴うことがあります。このケースでは、歯を動かすだけでは矯正がうまくいかないので、手術によってあごの不調和を改善します。顎変形症と診断された場合は、手術は保険適用になります。1週間程度の入院になることが多く、術後に通常の食事に戻るまでには1か月ぐらいかかります。顎が開かない様に顎間固定という固定をしますので、手術後は口を開く事ができませんから食事はできず、しゃべる事もできません。

手術後は術後矯正がありますので、治療開始から終了まで5年程度かかります。

それに対して、一般的な受け口やしゃくれた顔貌の場合は入院が短く、通常の生活ができるまでが1週間程度の下顎骨切り手術という手術があります。下顎骨切り手術は1泊だけの入院で食事制限もなく、術後の回復が早いですので仕事や学校がある方にはおすすめです。

術前、術後の矯正も必要ありませんので、1回の手術で治療が終わります。

また、あごに問題がなくても、出っ歯や受け口で通常の装置だけで歯の移動が難しい場合は、矯正治療用インプラントを使うことがあります。

自分の目指すゴールや歯並びのイメージ等を医師と確認し、期間や予算などを検討した上で、矯正方法を選択するようにしましょう。

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