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どんなことをするの?歯列矯正・矯正歯科の治療内容と効果

更新日:2017/02/27 公開日:2014/10/01

歯列矯正・矯正歯科の基礎知識

歯列矯正と言うと、ブラケット(ワイヤー)を使うことを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、これだけでなくいくつかの方法があります。歯列矯正の治療内容とその効果についてドクター監修の記事でお伝えします。

歯列矯正と言うと、昔は金属のブラケット(ワイヤー)を歯に装着しているイメージが強かったように思います。最近は、見た目を気にされる方のために、目立たない素材や裏側からの矯正もあります。それぞれの特徴についてご紹介しましょう。

ブラケット(ワイヤー)による矯正

金属のブラケット、審美ブラケット(白や透明などの目立たない素材のブラケット)、セルフライゲーションブラケット(ワイヤーとブラケットの摩擦を低減させたブラケット。痛みが軽減するといわれている)など、素材やしくみの違いによって複数の種類があります。

金属のブラケットのメリットとデメリット

金属のメリットは安価であり、表側矯正に関しては、さまざまなかみ合わせの悪いパターンを矯正できることです。しかし、見た目はどうしても目立ってしまうので、女性は気になる方が多いと思います。

審美ブラケットのメリットとデメリット

審美ブラケットとは、白や透明などの目立たない素材のブラケットのことです。

審美ブラケットには、見た目も目立たず、金属アレルギーのある人でも装着しやすいというメリットがあります。

一方、デメリットとしては、金属よりも高価であること、金属よりも多少強度が弱いということです。

セルフライゲーションブラケットのメリットとデメリット

セルフライゲーションブラケットとは、ワイヤーとブラケットの摩擦を低減させたブラケットのことです。痛みが軽減するといわれています。

セルフライゲーションブラケットのメリットは、前述のとおりワイヤーとブラケットの摩擦が少なく、痛みが少ないということですが、デメリットとしては従来のブラケットよりやや大きく、若干高価であるということがあげられます。

裏側矯正

裏側矯正とは、歯の裏側にブラケットとワイヤーをつけて矯正する方法です。表側にはまったく装置が出ていないので、矯正中と気付かれずに歯並びを整えていくことができます。

裏側矯正のメリット

後ろ側からの矯正は、周囲の人に気づかれにくく、虫歯になりにくいというメリットがあります。

裏側矯正のデメリット

裏側矯正は、表からの矯正に比べて時間がかかるので、料金が高くなり、慣れるまで発音がしにくいというデメリットもあります。さらに、裏側からの矯正は歯科医の経験や技術がより問われます。

ハーフリンガル矯正

ハーフリンガル矯正という、表側矯正と裏側矯正を併用する方法もあります。上あごの歯は裏側に、下あごの歯は表側に着け、発音に関する課題と見た目の両方を改善した方法です。

ハーフリンガル矯正のメリット

下の歯は通常、上の歯ほど装置をつけていることが目立たないので、見た目が改善されます。また、前述したように、慣れるまで発音しにくくなるという裏側矯正のデメリットが改善されます。

ハーフリンガル矯正のデメリット

ハーフリンガル矯正は、裏側からの矯正と同様に、価格は高くなります。しかし、裏側矯正(リンガルブラケット)よりは、安価に済む方法です。

マウスピース矯正

ブラケットとワイヤーを使った矯正の見た目が気になるという人でも抵抗なく使えるのが、マウスピースを使った歯列矯正です。

装着時間は1日20時間程度です。

歯が移動してきて形が変わってきたら、新たなマウスピースを作り、これを繰り返して、矯正していきます。マウスピースにはいくつか種類があり、イークライナー、インザビライン、DENマウスピースなどがあります。

イークライナーは、3DのCADシステムを使い、最終的な歯並びをシミュレーションします。そのシミュレーションでできたマウスピースを1日20時間以上装着し矯正を行います。

マウスピース矯正のメリット

透明な素材で目立たず、マウスピースなので、歯磨きのときも取り外し可能できちんと歯がケアでき、虫歯になりにくいという特徴があります。

マウスピース矯正のデメリット

マウスピースによる矯正は1日20時間程度装着する必要があります。ですからそこまで手軽なものではありません。また、大幅に歯を移動させないといけないような抜歯を必要とする歯の矯正には向きません。

矯正用インプラント

インプラント矯正のメリット

矯正用インプラントを使う方法は、今までの矯正では難しかった歯の動きを可能にし、ブラケット(ワイヤー)を使う方法よりも短期間でできるというメリットがあります。近年では、とても小さな矯正用インプラントがあります。インプラントを骨に入れる際には局所麻酔で切開などせず5分程度の処置でできますので腫れたり強い痛みが出る事はまずありません、

インプラント矯正の注意点

矯正に使用したインプラントは矯正が終わったら除去するのですが、プレートタイプのSMAPの場合は、取り除いた後の数日間、顔が腫れることがあります。また、インプラントを装着しているときは周囲を不衛生にしていると、歯肉炎などが起こることがありますので、口の中を清潔に保つよう気をつけましょう

また、あごそのものに問題があり、歯を移動させるだけでは解決しない場合、外科的手術を行う場合もあります。

セラミック法

自分の歯を削ってセラミックを被せるセラミック法という矯正方法もあります。

セラミック法は最短だと1週間程度でできるといわれている矯正方法です。色もきれいになるので、ホワイトニングも兼ねて行うことができます。

どちらかというと歯全体を矯正するというより、前歯等の矯正に向いている方法です。また、歯ぐきが出っ張っているような場合は、歯茎の骨を削るか、部分的な矯正を組み合わせた治療を行います。

このセラミック法は、短期間に目立たずきれいな歯になりたいというような方におすすめの矯正方法です。

大人の歯列矯正のメリット

大人が歯列矯正することによるメリットを考えてみましょう。

治療計画を立てやすい

第一に大人の場合は子供と違い、すでに顔の成長は止まっているので、治療計画も立てやすいというメリットもあります。矯正はある程度、長期にわたるものなので、その間の痛みや違和感にストレスがあって継続できないことがあります。特に子供の矯正の場合は、身体の成長期でもあり、当初予測していた方向性と異なった顔面形態の成長が起こることで、矯正が長引くケースも見られます。それが少ないことが大きなメリットとなります。

笑顔に自信を持てるようになる

第二に矯正終了後は歯並びによるコンプレックスを解消でき、心理的なストレスが軽減されるでしょう。笑顔に自信が持てたり、表情筋の動きがよくなることで、美容の面でのアンチエイジング効果も期待できます。

虫歯や歯周病を防ぎやすくなる

歯ブラシが行き届きやすくなり、虫歯や歯周病が防ぎやすくなるというのも長期にわたるメリットです。

大人の歯列矯正のデメリット

次に、大人の歯列矯正のデメリットを考えてみましょう。

痛みや違和感

装置のつけ始めのときに、とくに痛みや違和感を覚えるということがあります。

期間と費用がかかる

成人の場合、子供よりも歯の移動が遅いため、時間がかかります。大まかに言っても1年~2年かかります。期間が長くなるということは、それだけ金額も高くなることを意味します。

あごへの影響

かみ合わせが変わることで、あごへの影響が起こります。年齢によっては、そのストレスが更年期障害につながるケースもあります。

歯列矯正はよく検討を

ご自身のライフスタイルや、いつまでに矯正を終了したいのか、予算などをトータルで歯科医に相談し、自分にあった方法を検討してみてください。

あなたの悩み、歯科医に質問してみませんか?

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