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水虫の初期症状と正しい対処法

更新日:2016/12/09 公開日:2014/10/01

水虫の基礎知識

老若男女を問わず発症する皮膚感染病である「水虫」。近年では、女性の発症も増えています。初期症状を放っておくと症状は進むばかりです。水虫の初期症状と正しい対処法について、ドクター監修のもと解説いたします。

水虫

昔は「水虫の薬を見つければノーベル賞もの」と言われることもありましたが、水虫が治らないというのは誤解で、正しく治療をすれば完治するものです。完治するからこそ、初期の自覚症状が出たらすぐに治療を始めることが大切です。水虫になる原因から完治させるポイントまで、詳しく見ていきましょう。

水虫とは?

水虫は、真菌(カビ)で感染する皮膚病です。原因菌となるカビは、一般的に白癬菌(はくせんきん)という名前で呼ばれ、それ自体は目には見えないものです。

水虫になる原因

白癬菌(はくせんきん)がついたからといって、すぐに感染して水虫になるわけではありません。“つく”ことの積み重ねと“高温多湿状態”の積み重ねが、水虫になる状況を作ります。

例えば水虫の人が歩いた床やマットの上を素足で歩いたり、長い時間同じ靴や靴下、スリッパを履き続けて汗をかいたりすることで水虫ができやすい環境ができあがり、水虫を発症する確率が高くなります。白癬菌(はくせんきん)は、温度が15度以上で湿度が70%以上になると急激に増えだします。

水虫を自覚する初期症状

白癬菌(はくせんきん)がついてから長い期間を過ぎると症状がだんだんと進行し、「気がついたらこうなっていた」という頃にやっと自覚症状が出てきます。それは、かゆみから始まります。そして何もしないで放っておくと、水ぶくれや皮むけなどの症状が出てきます。

かゆみ

自覚症状の第一段階がかゆみです。角質から入った白癬菌(はくせんきん)がケラチンを溶かし、この時、溶けた代謝物がさらに表皮から真皮へと進んでいきます。進行する異物に抵抗するため化学伝達物質(ケミカルメディエータ)が送りこまれると、真皮の血管や神経が刺激され、かゆみ反応が起こります。

水ぶくれ

かゆみの段階が進むと、真皮の血管や神経は常に刺激されている状態になります。これが続くと、2~3mmほどの細かい水ぶくれが足の裏や側面にできます。時には、大きくなる場合もあります。

皮がむける

炎症の繰り返しがさらに進行すると、強いかゆみに堪えられずに掻くことでボロボロと皮がむけたり、ふやけることで皮がむけたりします。かゆみも、どんどん増すばかりになります。

水虫を完治させるためのポイント

水虫は完治できる病です。初期症状に気がついたら、すぐに正しい治療を行いましょう。以下に、治療をする際の主な注意点を3つ挙げます。

病院と自宅で並行治療

症状の自己判断や放置が、水虫を長引かせることに繋がります。皮膚科など、専門医のいる病院で受診することが完治への近道です。症状に合わせた適切な薬やアドバイスをいただけるので、自宅で指示通りのケアを行い、担当医から完治を告げられるまでしっかり治療するようにしましょう。

清潔な環境を心がける

外出先から帰宅したら、足を洗うことを徹底してください。また靴は毎日履き替え、靴下は1日1回履き替えましょう。その他、バスマットやスリッパは毎日取り換える、部屋の床は念入りに掃除して素足で歩かないなど、白癬菌(はくせんきん)が潜伏しない環境を整えることも大切です。

家族や知人に協力を依頼

せっかく完治に向けて頑張っていても、家族や知人に水虫保有者がいると生活のあらゆる場面に白癬菌(はくせんきん)が散らばるため、再感染する可能性があります。そうならないためにも保有者同士で一緒に治療をしたり、菌を繁殖させない生活環境づくりの理解を求めましょう。

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