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動脈硬化も招く?気にするべき高血圧の症状

更新日:2016/12/09 公開日:2014/09/26

高血圧の症状

じつは高血圧には、これといった自覚症状があまりありません。でも、そこが高血圧の怖いところ。高血圧は「サイレントキラー(静かな暗殺者)」とも呼ばれているのです。そこで今回は、なぜ、高血圧がそんなに恐れられているのかを解説していきます。

高血圧はサイレントキラー

「高血圧」になると、頭痛やめまい、耳鳴り、肩こり、手足のしびれ、動悸などを感じる人もいますが、自覚症状が現れないことも多いようです。このため高血圧は、健康診断やほかの病気で病院に行ったときに、たまたま血圧を計って、はじめて気づくということが珍しくありません。

また、自覚症状がほとんどないので、高血圧と診断されても、「放っておいても大丈夫だろう」と軽く考えてしまう人も多いようです。

しかし高血圧は、「サイレントキラー(静かな暗殺者)」とも呼ばれる怖い病気。そのままにしていると、生命の危険に晒されることさえあるのです。

高血圧は動脈硬化を招く

高血圧が怖いのは、「動脈硬化」を促進するからです。動脈の壁は、本来、しなやかな弾力性を持っています。しかし、高血圧によって、強い圧力を受け続けると、次第に動脈の壁が傷つき、弾力が損なわれて、硬くなってしまいます。

これは「細動脈硬化」といい、細い血管によく起こる症状です。細動脈硬化が進行すると、血液が流れにくくなり、余計に血圧が高くなるという悪循環を招きます。

太い動脈によく起こる動脈硬化には、「粥状(じゅくじょう)硬化」があります。これは、高血圧によってできた動脈の傷に、コレステロールなどのドロドロした粥状物質がたまるというもの。血液の通り道が狭くなるだけでなく、粥状物質が剥がれ落ちると、血栓になって、血管を詰まらせることもあります。

粥状硬化が心臓にあると「狭心症」や「心筋梗塞」が、脳にあると「脳卒中(脳梗塞・脳出血)」を引き起こすことになります。

とくに心筋梗塞や脳卒中は、命にかかわる危険な病気。脳卒中の場合は、たとえ一命を取り留めても、体に麻痺が残るなど、深刻な後遺症をもたらします。

腎臓にも負担が

腎臓は、血液をろ過して老廃物を取り除き、尿を作り出している器官です。このため腎臓の中には、「糸球体」という毛細血管でできた毛玉のような組織が、無数に存在しています。この糸球体の毛細血管が、細動脈硬化を起こすと、腎臓に流れる血液の量が減り、腎臓が萎縮して硬くなる「腎硬化症」を招きます。

そして、さらに症状が進むと、腎機能が極端に弱まる「腎不全」に陥り、体の中に余分な水分や毒素がたまる「尿毒症」を引き起こすこともあるのです。

腎臓は、ナトリウム(塩分)の排泄や、体の水分量を調節するなど、血圧の調整も担っている器官です。このため腎不全になると、余計に血圧が上がるという悪循環にも陥ります。

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