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日本の高血圧の9割!? 原因不明の「本態性高血圧」

更新日:2016/12/09 公開日:2014/09/26

高血圧の原因

「高血圧」には、原因がはっきりしているものと、そうでないものの2種類のタイプがあります。そこで今回は、それぞれのタイプの高血圧を招く要因を、具体的にご紹介していきます。

遺伝や生活習慣によって起こる高血圧

「高血圧」には、原因が特定できない「本態性高血圧」と、原因がはっきりしている「二次性高血圧」の2種類があります。そのうち、日本の高血圧患者の9割以上を占めているのは、本態性高血圧です。

本態性高血圧で血圧が上昇するメカニズムは、まだはっきりとは解明されていませんが、遺伝な体質、食事・生活習慣などが、複雑に関係し合っていると考えられます。

遺伝的な体質…高血圧の原因遺伝子は、20以上発見されており、これらの原因遺伝子を一定数以上持っていると、高血圧になりやすいと考えられています。ただし、原因遺伝子を持っている人が、必ず高血圧になるわけではありませんし、原因遺伝子を持っていなくても、生活習慣に問題があれば高血圧になります。

塩分のとり過ぎ…塩分をとり過ぎると、血液中の塩分(ナトリウム)濃度が高くなります。すると、塩分濃度を調整するために、体内の水分が血液中に集まるので、血液の量が増えてしまうのです。その結果、心臓はたくさんの血液を送り出すことになり、血圧が上昇してしまいます。

肥満…内臓脂肪が増えると、血糖値を下げる「インスリン」の働きが悪くなります。すると、すい臓から大量のインスリンが分泌されるようになりますが、インスリンには、腎臓からのナトリウムの排泄を妨げる作用があります。このため、血液中の塩分濃度が上昇し、血圧も上昇してしまいます。

ストレス…精神的なストレスがかかると、血管を収縮させて心拍数を高くする交感神経が活発になり、血圧が上昇します。また、血圧を上昇させる「カテコラミン」というホルモンの分泌量も増えます。

タバコ・喫煙…過度の飲酒や喫煙も高血圧の原因になると考えられています。

ほかの病気の影響で起こる高血圧

二次性高血圧は、ほかの病気によって、高血圧が引き起こされるケースです。

腎性高血圧…二次性高血圧の中でもっとも多いのが、腎臓の病気によるものです。腎臓は、ナトリウムや尿の排出によって、血圧をコントロールしている器官です。このため、その働きに支障があると、ナトリウムの排泄がうまくいかなくなり、血圧が上昇してしまうのです。

内分泌性高血圧…ホルモンの分泌に関わる器官に、何らかの異常が起こり、過剰にホルモンが分泌されると、血圧が高くなることがあります。

血管性高血圧…大動脈に炎症が起こったり、血管の一部が狭くなったりする病気によって血圧が高くなることもあります。

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