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腸を健康にするビフィズス菌の効果

更新日:2017/12/14 公開日:2014/10/31

ビフィズス菌の効果と特徴

健康によいイメージのあるビフィズス菌ですが、実際にどのような役割を果たしているのでしょうか。ここでは、ドクター監修のもとビフィズス菌の効果について解説し、腸の健康のセルフチェク方法も紹介します。

健康によい働きがあるとされ、ヨーグルトや乳酸飲料などに取り入れられることも多いビフィズス菌。具体的にどのような働きをする菌なのでしょうか。

ビフィズス菌の働き

摂取した食べ物の栄養を吸収し、老廃物を排出する役割を担う腸。善玉菌の代表格であるビフィズス菌は、この腸の健康に大きな影響を与えています。まずはビフィズス菌の主な働きを見ていきましょう。

●腸内環境を整え、便秘・下痢を防ぐ
腸内には、健康によい働きをする善玉菌と、健康に悪い影響を与える悪玉菌と、環境によって善玉菌にも悪玉菌にもなる“日和見菌”の3つが存在します。善玉菌と悪玉菌が理想のバランスで存在していると健康が保たれますが、悪玉菌の勢力が強くなると、さまざまな体調不良を引き起こします。ビフィズス菌が産生する乳酸・酢酸は殺菌力が強いため、悪玉菌の増殖を抑えてくれます。これにより腸のぜん動運動が活発になり、下痢の抑制や、便秘を予防する働きをします。

●免疫力を高め、感染症を防ぐ
腸を広げるとバトミントンコート半面分の面積にもなるといわれています。人間の免疫細胞の60~70%が存在しており、病原菌やウイルスなどを排除する働きを担っています。腸の働きが悪くなると、この免疫機能が十分に発揮されなくなります。また、腸内の悪玉菌が増えると毒素が作り出され、腸壁から吸収されて全身に巡り、病気や生活習慣病の原因になることがあります。ビフィズス菌は、善玉菌や悪玉菌といった腸内細菌のバランスを整える事で、腸の免疫力を高めてくれているのです。

●花粉症などアレルギーの症状を改善する
アレルギーとは、免疫機能のバランスが崩れ、特定の物質に対して体が異常な反応を起こしている状態です。実際、アレルギーを持つ人の腸内に棲む善玉菌の数は、健康な人よりも少ないという報告もされています。ビフィズス菌の善玉菌を増やす働きは、腸を健康にすることにつながります。そして免疫力がアップするため、抗アレルギー効果が期待できるとされています。14週間継続的にビフィズス菌を摂取する事で、目や鼻のかゆみなどの花粉症の症状が改善されたという実験結果も報告されています。

●肌の調子を整える
人間の肌の細胞は毎日生まれ変わり、およそ1か月周期でターンオーバー(新陳代謝)が行われます。そしてこの肌の細胞をつくる際に重要なのが、食物を消化、吸収する事で得られるタンパク質やミネラル、ビタミンなどです。もし腸の働きが悪くなり、消化や吸収が上手くいかないと、栄養分が不足して肌の不調を招くことになります。ビフィズス菌によって腸の働きをよくし、栄養素を吸収しやすい状態を作る事が、肌の調子を整える事につながるのです。

また、腸の働きがよくなると、便秘も改善され、老廃物もキチンと排出されるようになるので、吹き出物などの解消にも効果が期待できます。美肌に重要な「吸収、排出」のサイクルを整えるのに、ビフィズス菌の働きが有効なのです。

便を見れば腸内バランスがわかる

腸を健康に保つには、毎日のお通じを観察して、腸内環境をチェックすることが大切です。ビフィズス菌などの善玉菌が優勢なきれいな腸ならば、黄色がかったバナナ状の便がスルッと出ます。ニオイもあまり感じません。しかし、悪玉菌が優勢になっている場合には、コロコロした便や、カチカチに固い便、あるいは泥のような状態や、ねっとりした便が見られます。腐敗菌が発生することで、ニオイも刺激臭のある悪臭になります。毎日チェックして自分の腸内環境を把握し、継続的にビフィズス菌を摂取するなどして、健康な腸を守りましょう。

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