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肥満を専門に扱う外来とは

更新日:2018/05/02 公開日:2014/12/08

肥満の治療方法

肥満による生活習慣やメタボリックシンドロームなどで、肥満を改善しなくてはならないけど、どうしても痩せられないという人は、「肥満外来」を受診してみるのもおすすめです。そこで今回は、肥満外来についてご紹介していきます。

肥満外来って何?

肥満を解消しようと頑張ってみても、すぐに挫折してしまったり、思うように体重が落ちなかったり、リバウンドを繰り返したりしてしまうという人は、「肥満外来」を受診してみるのもよいかもしれません。

肥満外来とは、病院の診療科に設けられた肥満専門の治療を行う外来のことです。精密検査やカウンセリングによって、肥満になった原因を探し出し、個人に合わせた治療が行われます。

肥満外来の治療対象

医療機関によっても違いますが、一般的に肥満外来が治療対象としているのは、健康診断などで肥満と指摘された人や、健康診断でメタボリックシンドローム、もしくはその予備軍と指摘された人、生活習慣病の治療中だけど思うように減量できない人、肥満による無呼吸症候群の症状がある人、肥満によるひざ・腰に痛みがある人などです。

自分が肥満かどうかは、BMIを計算すればわかります。

BMIの計算方法と数値の見方

BMIの計算方法
体重(kg)÷{身長(m)×身長(m)}
BMIの数値の見方
上記の計算方法で算出した数値によって、肥満度がわかります。
  • 18.5未満:低体重
  • 18.5以上25未満:普通体重
  • 25以上30未満:肥満(1度)
  • 30以上35未満:肥満(2度)
  • 35以上40未満:肥満(3度)
  • 40以上:肥満(4度)

肥満外来の中には、BMI35以上でなければ対象としていないところもあるので、自分が治療してもらえるかどうかを事前によく確認しましょう

肥満外来の治療内容とは?

治療内容も医療機関によって、それぞれ違いますが、食生活や生活習慣の改善を目指した食事療法、運動療法、行動修正療法を中心に、「食欲抑制剤」や「脂肪吸収抑制剤」、「漢方薬」などを用いた薬物療法、直接脂肪を取り除く「脂肪吸引」、脂肪を溶かして体外に排泄する効果がある薬剤を注射する「脂肪溶解注射」、胃の入り口付近に小さな胃袋をつくって食事を多く取れないようにする「胃バイパス手術」などの治療法があります。

肥満症の食事療法について

肥満治療の基本のひとつが食事療法です。患者個人の経過や状態に合わせ、無理のないスケジュールと現実的な目標設定のもと、粘り強く治療を行う必要があります。外来治療の場合、1か月に0.5kgから1kgほど減量する速度を勧められる場合が多いようです。

食事療法のポイントは、食事で摂取するエネルギー量のコントロール、栄養バランスを意識した食事内容、食べ方の見直しです。ゆっくりとよく噛みながら食べることや、何かをしながら食べる「ながら食い」をしないこと、間食をなるべくしないこと、アルコールの摂取をできるだけ控えることなどが食べ方で気をつけたいポイントとなります。

食事療法については『肥満治療で重要となる食事療法』で詳しく解説しています。

肥満の治療に使用される薬

肥満の治療に使用される薬として、サノレックスという食欲を抑制する薬や、ゼニカルという脂肪分の吸収を抑える薬があげられます。また、肥満に使用される場合のある漢方薬は、大柴胡湯(だいさいことう)や防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)、防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)などがあげられます。肥満のタイプなどによって使用する漢方薬も変わります。

肥満治療薬については『病院で処方される肥満治療薬の効果と注意点』で詳しく解説しています。

肥満外来に保険は適用されるの?

肥満外来の治療では、保険が適用される場合とされない場合があります。しかし、BMIが35を超えるような高度の肥満の人や肥満とともに生活習慣、睡眠時無呼吸症候群、ひざの痛み・腰痛などがある人は、保険が適用される可能性が高いようです。

ただし、病院によって適用される範囲が異なる場合もあるので、事前によく確認するようにしましょう。