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更年期障害の症状(8)肌荒れ

更新日:2017/12/18 公開日:2014/12/26

更年期障害の症状

更年期を迎えると、皮膚の乾燥やかゆみなどの肌荒れのお悩みが多くなってきます。これは加齢によって肌の代謝が低下したり、水分保持力が低下することにもよりますが、実は女性ホルモンの変化にも大きな関係があるのです。更年期の肌荒れについて、ドクター監修のもと解説します。

40代後半から50代にかけての更年期の間、肌トラブルの悩みも増えてきます。これは、加齢による代謝の低下に加え、女性ホルモンの分泌が急激に減少していくことが原因です。

更年期の肌荒れの原因

女性ホルモンには、「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類のホルモンがあります。これらはそれぞれ違う役割を担っており、大きくわけると「女性らしさ」を司っているのがエストロゲンで、「妊娠のため」に必要なのがプロゲステロンになります。更年期に肌荒れが起きるのは、これら女性ホルモンの分泌が急激に減少してしまうことが一因です。エストロゲンは肌の状態にもさまざまな影響を与えているホルモンで、肌の潤いに重要な角層の水分を保持する役割や、真皮層のコラーゲンやエラスチンを合成する役割、しわやたるみを予防する働きなどがあります。一方のプロゲステロンには皮脂の分泌を促進する働きがあります。健康は肌には適度な皮脂の分泌が必要ですが、更年期になり女性ホルモンのバランスが崩れると皮脂の分泌量も低下。その結果、肌は乾燥しやすくなりバリア機能が低下します。バリア機能が低下すると、ちょっとした刺激にも敏感に反応するようになり、赤みやかぶれに悩まされるように。かゆみをともなうことも多く、そうなるとかゆさで眠れなくなり一層イライラが募るようになってしまいます。

更年期症候群(更年期障害)による肌荒れの対策

肌の乾燥やかゆみが気になって睡眠不足に陥ると、それによってさらに肌の状態が悪化するという悪循環に。そうなる前にしっかりと対策を行いましょう。

保湿ケアをしっかり

肌トラブルを防ぐための基本ケアは、保湿です。肌の調子が少しでも思わしくないときには徹底的に保湿ケアをしましょう。入浴後には、ボディローションをまず塗布し、足りないようなら、部分的にミルクやクリームを足してあげましょう。顔は普段からきちんとケアしている方も多いですが、目元や口元は皮脂腺が少ないので、その他の部位よりも丁寧にケアが必要です。更年期の症状の一つとして、汗をかきやすい、ということがあげられるので、あまりベタベタしたクリームを塗るのは、不快感が増すのでお勧めできません。体は、汗をかきやすい、下着のラインや背中、脇などに湿疹ができる方もいらっしゃいます。そういった場合、クリームを塗るとさらにかゆくなったりするので、どちらかというとさらっとしたローションタイプのものに、ミルクを足して使うのがよいと思います。年齢が出やすい、首からデコルテ、手の甲、肘と膝は、カサカサしているようなら、状況に応じて、クリームを重ねるのがおすすめです。実は、顔よりも、体の肌の方がデリケートな反応をしやすいので、洗うときには、ゴシゴシこすると必要な皮脂を奪い角質層を傷つけてしまわないように、たっぷりの泡でやさしくなでるように汚れだけを吸着させます。湯船も洗い流すお湯も、皮脂が奪われにくいようぬるめにするのがおすすめです。

睡眠をしっかりとる

睡眠不足が続いていると、肌の新陳代謝も乱れてしまいます。睡眠中に成長ホルモンが分泌されますので、肌の調子が悪いときや、乾燥が気になるときこそしっかりと睡眠をとるようにしましょう。かゆみがひどくて睡眠が十分にとれない場合は、まずはかゆみを止めるためにも皮膚科を受診しましょう。かゆみ止めを利用する他、乾燥がかゆみを招きますので、就寝前にはしっかりと保湿ケアすることが大切です。

紫外線対策

紫外線は肌のハリや弾力を生み出している成分を破壊します。また、長時間紫外線にさらされていたり強い紫外線を浴びたりすると、メラニン色素が過剰に生成され、しみやそばかすの原因となります。日傘、日よけの手袋や防止、日焼け止めなどを利用して紫外線予防を常に心がけましょう。紫外線は晴れている日だけでなく、曇りの日でも降り注ぎます。また、窓を通って室内にも侵入するため、日光の下に出る時以外も油断は禁物です。