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なぜ空腹時に胸焼けが起こるのか

更新日:2017/01/12 公開日:2014/12/19

胸焼けの原因・症状

一般的に胸焼けは、胃酸の分泌が活発になる食後に起こりやすいといわれていますが、空腹時に胸焼けが起こることもあります。そこで今回は、空腹時の胸焼けが起こる原因と、そういった症状が起きやすい病気をご紹介していきます。

空腹時の胸焼けの原因は?

胸焼けは、一般的に食後に起こりやすいものです。これは、食事を摂ると、食べ物を消化したり、食べ物と一緒に入ってきた細菌を殺菌したりするために、胃酸や消化酵素の分泌が活発になるからです。

しかし中には、空腹時にも胸焼けがするという方は、ストレスの影響で、空腹時にも胃酸が過剰に分泌されてしまう「胃酸過多」になっているのかもしれません。

食事の際に分泌された胃酸は、胃の中に入った食べ物と混じり合うことで、酸が中和されています。しかし、空腹中に分泌された胃酸は、強い酸性度を保っているので、逆流すると、食道の粘膜を荒らしてしまいやすいのです。

空腹時に胸焼けを起こしやすい病気

胃酸過多を伴いやすい病気には、「胃潰瘍」や「十二指腸潰瘍」、「慢性胃炎」などがあります。それぞれの病気の特徴を見ていきましょう。

【胃潰瘍・十二指腸潰瘍】
健康的な胃や十二指腸は、胃酸から自身を守るために、粘液を分泌して粘膜の表面を覆っています。しかし何らかの理由で胃酸過多になると、胃酸の分泌と粘液の分泌のバランスが崩れ、粘膜が胃酸に消化されてただれたり、えぐり取られたりしてしまうのです。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因は、ストレスやピロリ菌の感染や、非ステロイド性抗炎症薬などの薬の副作用などが考えられます。

【慢性胃炎】
慢性胃炎とは、胃粘膜に持続的に炎症が起こっている状態のことで、ピロリ菌の感染が原因で起こります。日本人の成人の約半数以上が慢性胃炎を抱えているとされ、胃の成人病なようなものともいわれています。胃粘膜の状態によって、「表層性胃炎」「萎縮性胃炎」「肥厚性胃炎」「びらん性胃炎」の4つのタイプがあります。

●表層性胃炎…胃粘膜の表面に軽い炎症がある状態。
●萎縮性胃炎…胃粘膜が萎縮して薄くなった状態。
●肥厚性胃炎…胃粘膜の一部が厚くなった状態。
●びらん性胃炎…炎症によって胃粘膜がただれている状態。

また最近では、内視鏡検査で粘膜を観察しても、何も異常が見られないのに、胃痛や胃の不快感など、慢性胃炎と同じような症状を起こす「機能性胃腸症(機能性ディスペプシア)」も増えてきています。機能性胃腸症の原因は、まだはっきりしていませんが、ストレスや過労などが深く影響していると考えられます。

この病気・症状の初診に向いている科 消化器科

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