老けた印象を与えてしまうほうれい線に悩んでいる方は多くいますが、他の肌悩みと違ってスキンケアだけでは望むような効果が得られにくいという特徴があります。その理由から説明していきましょう。
ほうれい線のたるみの原因は筋肉の衰え
老化現象とされる「ほうれい線」や「たるみ」は、人間の細胞の衰えと深く関係があります。年齢を重ねるにしたがい、肌の弾力を保っているヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンという成分をつくりだす細胞が正常に働かなくなってきます。すると、肌は重力に逆らえずに垂れ下がってくるのです。
それだけではありません。顔の皮膚のすぐ下にある筋肉も、自然に衰えて細くなってきます。筋肉は皮膚全体を支える重要な土台の役割を果たしていますから、筋肉が弱まることで皮膚は支えをなくした状態になり、下がってきてしまうのです。いっぽう、若々しい肌というのは、顔の筋肉が太くて丈夫なために皮膚をしっかりと支えることができています。
ほうれい線やたるみは、このような皮膚や筋肉の「ゆるみ」が原因です。スキンケアだけで効果が見られないのは、筋肉の衰えを放置しているためでもあるでしょう。
たるみを解消するには筋肉へのアプローチが欠かせない
筋肉はなにもしなければ衰えていきますが、鍛えれば必ずといっていいほど強くすることができます。そして、年齢に関係なく、トレーニングした分だけ鍛えることが可能です。ほうれい線やたるみといった顔の老化を根本的に改善するためには、顔の筋肉を鍛えることは必須とも言えるでしょう。
私たちの顔には22種類もの表情筋が存在します。これらの筋肉は日常生活でほとんど使われることがないため、意識して大きく収縮させていかなければなりません。とても薄くて繊細な筋肉なので、トレーニングの効果も表れやすいといわれています。
しかし、やみくもに顔を動かせばよいというわけではありません。筋肉にはそれぞれ役目があります。確実に効果を出したければ、顔の筋肉の特徴を理解し、特定の筋肉に着実にアプローチしていく必要があるのです。
ほうれい線改善には頬と口元の引き締めエクササイズを
ほうれい線を解消するために特に鍛えたい筋肉は「口輪筋(こうりんきん)」と「大頬骨筋(だいきょうこつきん)」です。
唇を囲むように存在する口輪筋は、口元のたるみやほうれい線に深く関わりのある筋肉です。しかも、顔全体の筋肉の約7割とつながっているため、口輪筋を収縮する動きをすると効率的に表情筋を刺激することもできます。
いっぽう、大頬骨筋は唇の端から目尻にかけて伸びている筋肉です。頬のたるみをしっかりと支えるためには、この大頬骨筋を鍛えるとよいでしょう。これらの筋肉を鍛える方法には、顔の筋肉にアプローチするフェイシャルフィットネスや表情筋エクササイズなどがあります。こういった顔の筋肉トレーニングを行う際に重要なのは、必ず左右対称になるように行うこと。
効率的に顔の筋トレを行えるアイテムなども売られていますので、試してみてはいかがでしょうか。
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