美容ローラーとひとくちに言っても種類はさまざま。美容ローラーこそ、種類により効果に大きな差が生じるのです。
ここでは、エステティシャンのテクニックに近い効果を得るために、必要とされる美容ローラーの技術についてご紹介します。
美肌のための美容(美顔)ローラーのエステ効果
エステでのマッサージによる痩身や美肌効果を自宅で再現したければ、その技術を取り入れた美容ローラーを使いましょう。自分の手でセルフマッサージをすることは、角度の問題もあり、プロでさえ難しいとされています。
そこで、4つのテクニックを取上げ、その手の動きを再現するために実際に美容ローラーに組み込まれている技術をお伝えします。
パワフルに肌をつまみ出して絞り込む「ニーディング」
皮膚や脂肪、筋肉をほぐすことで血行を促進し新陳代謝をあげるために用いられるニーディングでは、肌をしっかりと吸い寄せながら引上げ、絞り込んで流していきます。
フェイスラインから太ももまで体全体に施すマッサージですから、どの部位にもフィットする仕組みになっていなければ、美容ローラーでニーディングの効果を十分に得ることはできません。そのために重要となるのは、ローラーの入射角度。どの角度から肌にあてても違いが生じないような構造をしている必要があります。
手のひら全体で肌を均一に押し流す「エルフラージュ」
ゆったりとしたリズムで広い面に連続的な刺激を与えることで、血液やリンパの循環をよくして新陳代謝を促進するのが、エルフラージュです。
ポイントは手のひら全体を肌に密着させること。エルフラージュを行う際にエステティシャンは手を131.8度の角度に広げているとされています。美容ローラーのV字角度が同じ131.8度になっていれば、エルフラージュと同様にローラーが広い範囲で肌を確実にとらえることができ、均一に押し流すことができるというわけです。
目元などにハリを取り戻す「ドレナージュ」
リンパの流れをよくして老廃物を排出するドレナージュを目元や口元、フェイスラインなどに行うとハリのある肌へ導くことができます。しかし、このような細かな部分は複雑な曲線がネックとなります。繊細な丸みにもピッタリとフィットする形状をしたローラーを使わないと、リンパを思うように流すことができません。
肌をやさしく押し流すエステティシャンの指の形や動きを再現するためにはローラーの表面に細かなカットが施されていなければなりません。中には840面にもカットされた美容ローラーもあるほどです。
リズミカルに肌を刺激する「タッピング」
フェイスやデコルテのキメを整えるために肌を細かく揺らすタッピングは、筋肉に対して垂直にたたきあげるのがコツです。
スピードを保ちながら指を交互に動かして肌をしっかり揺らしていきます。そのためには、ローラーを転がすだけで、バラつきのある刺激をリズミカルに与えられなければなりません。あえてサイズの異なる凸凹が適切に施された美容ローラーが理想的です。
コロコロするだけ!美容ローラーのおすすめの使い方
肌の奥まで働きかける美容ローラーを使うことで、血液やリンパの流れを効率よく促進できます。つまり、肌全体に栄養を供給することができ、老廃物の排出もスムーズになるというわけです。これにより、肌のハリやツヤ、リフトアップといった効果が期待できます。筋肉の疲れも緩和できるため、リラックス効果も得られ、さらなる代謝アップにもつながります。
ご紹介したようなエステ技を組み込んだ美容ローラーを活用して、美しさに磨きをかけていきましょう。
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