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眼科でのものもらい(霰粒腫・麦粒腫)の治療方法

更新日:2017/11/29 公開日:2015/01/30

ものもらいの治し方・治療法

俗に「ものもらい」と呼ばれる目の病気には、霰粒腫と麦粒腫の2種類があり、それぞれに原因や治療法が異なります。ここでは、眼科を受診した際のものもらいの治療法について、ドクター監修の記事のもとで解説します。

ものもらいは早めに眼科へ

細菌の感染をともなわない霰粒腫

まぶたには、目を保護するための脂(あぶら)を分泌する「マイボーム腺」があります。このマイボーム腺の出口が詰まってデキモノができるのが霰粒腫(さんりゅうしゅ)です。痛みや赤みはありませんが、まぶたが腫れたり、異物感を生じたりすることが多いです。詰まった部分に炎症が起きると痛みを感じたり、患部を軽く押すと痛みが出たりするようになります(この状態を急性霰粒腫と言います)[1]。

霰粒腫の原因はよくわかっていませんが、栄養の偏った食事やホルモンバランスの乱れ、疲労などにより発症するようです[2]。細菌の感染が原因ではないとされています。

デキモノが小さければ、自然に治ることもあります。しかし、大きい場合は副腎皮質ステロイドの注射をしたり、ポリープ状の袋のようなものが形成されてしまっているようなら、手術で摘出することもあります。炎症を起こした急性霰粒腫では、まず薬で炎症を抑える治療を行います。

霰粒腫が小さくて痛みもないようなら、しばらくは様子を見ていてもよいかもしれませんが、大きくなってきたり、腫れや赤みが出てきたときは眼科を受診することをお勧めします。

細菌の感染によって起こる麦粒腫

一方、麦粒腫(ばくりゅうしゅ)は細菌の感染によって起こる病気です。汗腺部やまつ毛の毛根に細菌が感染すると外麦粒腫、マイボーム腺に細菌が感染すると内麦粒腫と呼ばれます[3]。

麦粒腫の原因は、黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌など、皮膚に住み着いている細菌(常在菌)によるものが多いといわれています。不衛生な手でまぶたを触ったり、汚れたコンタクトレンズを使用したりすることなどがきっかけになるといわれています。

治療には、軽い発赤やかゆみ程度の初期段階には、黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などに効果のある抗菌薬の内服や点眼薬、軟膏薬が使われます。これらの薬を適切に使用すれば2~3日で症状が軽くなり、4~5日で治ることが多いようです[4]。化膿が進むと、腫れや傷みが重くなってきますが、その部分が自然に破れて膿が出てくることがあります。こうなれば、後はだんだん治っていきます。重症の場合は患部を切って、膿を出す治療を行うこともあります。

治療には、軽い発赤やかゆみ程度の初期段階には、黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などに効果のある抗菌薬の内服や点眼薬、軟膏薬が使われます。これらの薬を適切に使用すれば2~3日で症状が軽くなり、4~5日で治ることが多いようです[4]。化膿が進むと、腫れや傷みが重くなってきますが、その部分が自然に破れて膿が出てくることがあります(自壊;じかい、といいます)。こうなれば、後はだんだん治っていきます。重症の場合は患部を切って、膿を出す治療を行うこともあります。

治療中、かゆみがひどくなる場合もありますが、なるべく目をこすらないよう注意しましょう。我慢できないときは、清潔なタオルで目の周りを冷やすとかゆみがマシになります。

「霰粒腫」と「麦粒腫」の見分け

ものもらいは、霰粒腫と麦粒腫でそれぞれ治療法が異なります。どちらかの判断がつかない場合は、眼科医に診てもらいましょう。霰粒腫と麦粒腫の見かけの違いは「赤みがあるかどうか」です。霰粒腫は腫れや異物感はありますが、赤みはあまりなく、炎症が起きると痛むことがあります。一方、細菌感染をともなう麦粒腫の場合は初期から赤み・かゆみが出ることが多いです。ただし、霰粒腫にさらに細菌が感染するなど、見分けがつきづらい状態になることもありますので、気になるようなら早めに眼科を受診することをお勧めします。

参考文献

  1. [1]日本眼科学会.“霰粒腫” http://www.nichigan.or.jp/public/disease/ganken_sanryu.jsp(参照2017-08-18)
  2. [2]川野眼科.“霰粒腫に関する5つの疑問” http://www.kawano-eye.jp/qanda/sanryusyu.html(参照2017-08-18)
  3. [3]日本眼科学会.“麦粒腫” http://www.nichigan.or.jp/public/disease/ganken_bakuryu.jsp(参照2017-08-18)
  4. [4]おおたけ眼科.“ものもらい” http://www.hagimuraganka.com/info/monomorai/(参照2017-08-18)