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風邪の症状「関節痛」の原因と対処法

更新日:2017/05/16 公開日:2015/01/30

風邪の症状

風邪を引いたとき体中の関節に痛みを感じることがあります。この関節痛は、風邪の細菌やウイルスによるものではないことをご存知でしょうか?ここではドクター監修のもと、風邪による関節痛の原因と対処法について解説します。

風邪の関節痛に苦しむ女性

頭痛や鼻水など、風邪を引いたときに起こる症状は、ウイルスや細菌が原因のものがほとんどです。しかし、関節痛だけは異なる原因で発症します。風邪による関節痛の原因を知り、適切な処置を行いましょう。

風邪における関節痛の原因

風邪によって起きる関節痛の原因は、体内で分泌されるPGE2(プロスタグランジンE2)という物質が主に関係していると考えられています。


ウイルスや細菌が体内へ侵入すると、白血球からサイトカインという物質が分泌されます。サイトカインはウイルスから身体を守るために生まれますが、ときに過剰に分泌されることもあります。過剰な分泌は、臓器を機能不全に陥らせる危険性があり、そこでサイトカインの生成を抑制するために分泌されるのがPGE2なのです。

しかし、サイトカインを抑制するPGE2には、関節の痛みや熱を引き起こす作用があります。つまり、風邪を引いたときの関節痛は、体の免疫細胞がウイルスとまさに戦っているという合図とも言えるかもしれません。

風邪による関節痛の対処法

上述の通り、風邪による関節痛は免疫細胞の働きが原因ですので、痛みを止める処置を行うよりも、風邪を治すことに注力しましょう。風邪薬の中には、関節痛に効くものもあるので、そのような薬を選んでもいいでしょう。また、ペパーミントやラベンダーを配合したアロマオイルにも鎮痛作用があると言われているので、うまく組み合わせて試してみましょう。

関節痛のほか38度以上の高熱や全身のだるさがある場合は、インフルエンザに感染している可能性もあります。その際は、インフルエンザの治療によって関節痛が和らぎますので、医療機関を受診し抗インフルエンザ薬の処方を受けてください。

風邪によって起こる鼻水、熱、咳などの症状が治ったあとも関節の痛みだけが残るという場合は、膠原病(こうげんびょう)のように重い病気が隠れていることもあります。もし2週間以上続く場合は、医療機関で早めに相談することをおすすめします。

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