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インフルエンザの薬(7)シンメトレル

更新日:2017/09/14 公開日:2015/03/19

インフルエンザの薬

インフルエンザの時には飲んでいい薬と避けた方がいい薬があります。この薬は大丈夫?どのような効果がある?副作用や注意点って?ドクター監修のもと、インフルエンザにまつわる薬のひとつである「シンメトレル」について解説します。

インフルエンザとは

インフルエンザは「インフルエンザウイルス」が原因の感染症です。潜伏期間は2日前後がもっとも多く、発症すると、悪寒や高熱、関節痛などの症状が風邪よりも重く出ます。

インフルエンザ治療薬の種類

インフルエンザの治療には以下のような薬が処方されます。

この記事では、これらの中から「シンメトレル」について解説します。

シンメトレルとは?

シンメトレル(アマンタジン塩酸塩)はもともと、パーキンソン病を治療する薬として開発されました。脳内の神経伝達物質であるドーパミンの分泌を促すことで、震えやこわばりなどの症状を抑えます。

ところが、1998年にA型のインフルエンザウイルスに効果的だということがわかったことで、インフルエンザの治療にも処方されるようになりました。「タミフル」や「リレンザ」が開発される前の治療薬として使われてきた、“元祖”というべき治療薬です。

シンメトレルのインフルエンザへの有用性

シンメトレルは、A型インフルエンザに効果がある抗インフルエンザウイルス薬のひとつです。他の抗インフルエンザウイルス薬と同じように、体内でウイルスが増殖するのを抑え、症状を緩和させる働きがあります。

そのため、発症後48時間(2日)以内に服用することが重要です。最適なタイミングで使用すると、発熱している期間が1~2日短くなり、早い時期での回復が期待できます。体内でウイルスが増殖する期間に投与しないと効果が薄れてしまうため、服用するタイミングを間違えないようにしましょう。

シンメトレル服用の注意

シンメトレルは、薬でかゆみや発疹などのアレルギー症状が出た方、てんかんなどの既往歴がある方、腎機能の障害がある方、透析を受けている方、妊娠中や授乳中の方などはドクターと相談したうえで服用するように心がけてください。

シンメトレルの副作用

また、副作用として、めまいやふらつきが現れることがあります。車の運転や危険な作業などは避けましょう。他にも吐き気や不眠、幻覚、便秘、むくみ、口の渇き、意識障害、視力の低下、などの副作用も報告されています。そして、はっきりとした原因は不明ですが、タミフルの副作用と同様、突然走り始めたり、高い場所から飛び降りようとしたりするといった、異常行動などが見られることもあるようです。

このようにシンメトレルは、重い副作用が見られる場合があることに加えて、A型ウイルスにしか効果がないこと、薬が効かない耐性ウイルスも多く発生してきたという背景があります。そのことから最近では、あまり処方されなくなっています。

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