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痛風を発症する尿酸値の基準とは

更新日:2018/05/11 公開日:2015/01/28

痛風の原因・症状

痛風は、体内に尿酸が増えすぎることが原因で起こる病気ですが、どのくらい増えると発作が起こりやすくなるのでしょうか?また、痛風の発作のときに、どうして激痛が走るのかも解説していきます。

痛風を発症する尿酸値

痛風の原因になる尿酸とは?

痛風とは、体の中に増え過ぎた「尿酸」が結晶になり、激痛を伴う関節炎などを招く病気のことです。尿酸は、細胞の新陳代謝に伴ってできる老廃物なので、私たちが生きている限り、体の中でつくられ続ける物質です。

通常であれば、1日につくり出された尿酸量とほぼ同じだけの量の尿酸が、尿や汗、便とともに排泄されていくので、体内の尿酸の量は一定に保たれます。しかし、何らかの原因で生産と排泄のバランスが崩れると、尿酸が余り、体内に蓄積されてしまうのです。

尿酸値の基準値とは?

体内の尿酸が多過ぎるかどうかは、血液検査をして「尿酸値」を計れば判断することができます。尿酸値とは、血液中の尿酸の濃度のことで、血液1dL(100mL)中に、尿酸が何mg含まれているかを表したもののこと。成人男性は血液1dl中4.0~6.5mg/dl、成人女性は3.0~5.0mg/dlが尿酸値の正常値とされており、7.0mg/dlを超えると、尿酸値が高過ぎる「高尿酸血症」と診断されます。

高尿酸血症の基準が7.0mg/dlなのは、尿酸が血液に溶けきれる限界の数値だからです。とはいえ7.0mg/dlを超えたからといって、すぐに痛風の発作が起こるというわけではありません。

高尿酸血症の状態が長く続くと、余った尿酸が徐々に結晶化し、関節の壁にこびりついて固まります。そして、暴飲暴食や激しい運動、ケガ、ストレスなどをきっかけに、こびりついていた結晶が関節液の中にはがれ落ちたときに、激しい痛みを伴う痛風発作が起きるのです。

発作の激痛のメカニズム

結晶がはがれ落ちたときに、激痛が走るのは、はがれ落ちた結晶を体が異物とみなし、白血球を使って攻撃するからです。白血球は、異物を排除するときに、自分の細胞の中に取り込んで、酵素で溶かそうとしますが、このときに放出されたさまざまな化学物質が、毛細血管を拡張させて、血流を増加させることで、赤みや腫れを引き起こし、それと同時に激痛を引き起こします。

以前は、「尿酸値が高いだけであれば、人体に特別悪いことはない」などと言われていました。しかし、高尿酸血症や痛風は、腎機能障害、尿路結石だけではなく、高血圧、心血管障害、メタボリックシンドロームとも関連が非常に深いことが近年では分かっています。

「痛くなければ大丈夫」などと安心せずに尿酸値には気をつけましょう。

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