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親知らずの虫歯治療と抜歯

更新日:2016/12/15 公開日:2015/03/03

虫歯の治療

親知らずを抜くという話をよく耳にしますが、なぜ親知らずは、抜かなくてはいけないのでしょうか?また、親知らずは必ず抜かなくてはいけない歯なのでしょうか?そこで今回は、親知らずと虫歯や抜歯の関係性について、ドクター監修のもとご紹介します。

親知らずが生えたらどうするべき?

親知らずとは

「親知らず」とは、大人に生えている奥歯の中でも、一番奥にある歯のこと。乳歯から永久歯への生え変わりは、だいたい6歳から12歳頃にかけて起こり、親にとって、子どもの成長を実感できるうれしい出来事の1つです。しかし、親知らずが生えてくるのは20歳前後になってから。このため、親がこの歯の生え始めを知ることがない、という意味で「親知らず」と名づけられたと言われています。

親知らずは抜かないとダメ?

親知らずというと、「抜かなくてはいけない歯」というイメージが強いです。これには、食生活の変化などによって、現代人のあごが小さく退化し、一番最後に生えてくる親知らずのためのスペースが十分に確保できていないことが関係しています。

スペースがないところに、あとから生えてくる親知らずは、横や斜めに傾いて生えきたり、歯茎にほとんど覆われたままになる傾向があります。そして、親知らずは一番奥に生えるので、治療器具が届きにくい歯でもあるため虫歯になりやすい歯といえます。また、なんとか治療をしたとしても、しばらくすると、結局また虫歯になるということも少なくありません。このため、親知らずが虫歯になった場合は、あえて治療をせずに、抜歯するケースもあります。

抜歯したほうが良いケース

次のような場合は、親知らずを抜歯したほうが良いといわれています。

・横や斜めに傾いている

傾いて生えている親知らずは、いずれ虫歯になる可能性が高いので、早いうちに抜歯をしたほうが良いとされています。

・虫歯が神経にまで到達している

神経を抜くためには、歯の根元の治療が必要です。しかし親知らずの根本は、曲がっているなど、複雑な形をしているケースが多いので、治療が困難です。また治療ができても、いずれ虫歯が悪化し、抜歯が必要になることもあります。

・隣の歯にも虫歯が移っている

親知らずが虫歯だと、その隣の歯も虫歯になりやすい傾向があります。親知らずの場合は、噛み合わせに参加していないことが多いので、抜いてもさほど問題はありません。しかし隣に生えている歯は、一生使う大切な歯です。このため、隣の歯を長持ちさせるために、親知らずを抜いたほうが良いケースもあります。

・口を大きく開けられない

顎関節症などで、口を大きく開けらない人は、親知らずの虫歯治療をするのが困難なため、抜歯をしたほうが良いとされます。

抜歯しなくても良いケース

次のような親知らずは、抜かなくても良いといわれています。

・親知らずが上下まっすぐ生え、きちんと噛み合っている

・完全に埋もれていて、腫れや痛みなどがない

・歯ブラシなどで、きちんと汚れを落とせる

・入れ歯やブリッジの土台として親知らずが必要

・歯の矯正治療で、正しい位置に動かすことができる

このように親知らずは、必ずしも抜かなくてはならないというわけではありません。抜いたほうがいいのか、残しておいたほうが良いのか、歯科医ともよく相談して決めましょう。

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