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歯周病・歯槽膿漏の種類と症状

更新日:2017/07/11 公開日:2015/03/02

歯周病(歯槽膿漏・歯肉炎)の原因と症状

日本人の30歳以上の約80%が患っているといわれている「歯周病」は、放っておくと、歯が抜けて落ちてしまう怖い病気です。この歯周病は、進行の段階によって「歯肉炎」と「歯周炎」に分けられます。それぞれの症状を医師の監修のもと詳しくご紹介します。

歯が痛む女性

歯周病は国民病

「歯周病」とは、歯を支えている歯茎や骨などが、炎症によって徐々に侵されていく病気のこと。以前は、歯茎から膿が出るという症状から、「歯槽膿漏(しそうのうろう)」と呼ばれていましたが、ほかにもさまざまな症状があるので、正式名称が「歯周病」に改められました。

「歯周病なんて自分とは関係のない病気」と思っている方も少なくないかもしれません。しかし、歯周病は日本人の30歳以上の約80%が患っている病気なので、決して人ごとではありません。

歯周病は、初期段階では痛みや腫れなどの自覚症状がなく、気づかないうちに進行している可能性もあります。日本人が永久歯を抜歯する原因で、もっとも多い原因が歯周病です。いつまでも自分の歯でしっかり噛んで食事を楽しむためには、歯周病に対する正しい知識を持ち、放置せずにきちんと予防をしていくことが大切です。

歯周病は、進行段階によって「歯肉炎」と「歯周炎」に分けることができます。それぞれの特徴をご紹介していきましょう。

歯肉炎とは?

「歯肉炎」は歯周病の初期段階で、外からも見える歯肉(歯茎)の部分だけに、炎症が起こっている状態です。歯と歯の間の歯肉は、健康的な状態だと明るいピンク色で、引き締まった三角形をしていますが、歯肉炎になると三角の部分が赤く腫れ、丸みを帯びて膨らんだようになってしまいます。また、起床時に口の中がネバついたり、歯を磨いたときに歯肉から出血したりすることもあります。

ただし、この段階では痛みはほとんどありません。歯科医院を受診し、プラークや歯石をしっかり除去してもらえば、歯肉の状態を元に戻せるといわれています。

歯周炎とは?

「歯周炎」は、歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)にまで炎症が広がっている状態です。歯と歯肉の境目には、健康的な状態でも1〜2mm程度の溝があるものです。しかし歯周病が進むと、プラークや歯石がたまって溝が深くなり、「歯周ポケット」という病的な溝になります。歯周ポケットの中は、細菌が棲みつくのに最適な環境なので、炎症が歯肉の内部や歯槽骨にまで及び、徐々に歯槽骨が破壊されていきます。すると、歯肉がやせて歯が長くなったように見えたり、歯周ポケットに膿がたまって口臭がしたり、歯がグラついたりするようになり、そのままにしていると、最終的には歯が抜け落ちてしまうのです。

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