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妊娠初期の下痢の原因と対処法

更新日:2017/10/30 公開日:2015/03/02

妊娠中・妊婦の下痢

妊娠初期の下痢は、ホルモンやつわりが関係している場合があります。妊娠5週目から6週目かけて起こる下痢の原因と、適切な対処法について、ドクター監修の記事でお伝えします。

妊娠初期といわれる妊娠2~4か月の時期、下痢が問題になることがあります。

妊娠初期に起こる下痢の原因

妊娠5週目から6週目にかけては、つわりの症状が始まる時期です。医学用語では、悪阻(おそ)と呼ばれています。この期間は胃腸にも変化が起きており、便秘になる人が多いですが、中には下痢になる人もいます[1][2]。

妊娠するとホルモンが変化して胃腸にも影響

妊娠すると、ホルモンの変化によって胃腸の働きがとどこおり、便秘を引き起こしやすくなります。しかし、ときどき胃腸の働きの変化にともない、逆に下痢になってしまう人もいます。

ほかにも、妊娠で食べるものの変化があるほか、食べ過ぎてしまうことも関係するようです。結果として、下痢につながる面もあります。

また、妊娠中であっても、胃腸の感染症にかかってしまう場合があります。妊娠による下痢だと思ったら、ウイルスや細菌の感染による下痢だった、ということもあるでしょう[1][2]。

妊娠初期の下痢での注意点

水分補給が大切

妊娠初期の下痢で注意すべきなのは、脱水です。下痢によって体から水分が排出されていくので、体内の水分量が低下します。これは赤ちゃんにも悪影響が及ぶので、意識的に水分を摂るようにします。水を飲んでもよいですし、ジュースや、スープを飲んでも構いません[1][2]。

妊娠中の下痢であっても、非妊娠時に下痢を起こしたときに体をいたわるような一般的な心がけもよいでしょう。たとえば、つわりのために、冷たいものばかりを食べるといったことは好ましくありません。下痢の症状が出ているならば、体を温めるために、可能であれば、自分の体温より温かい食べ物や飲み物を摂ることを考えます。おなかを冷やさないように、暖かい服装をするのも効果的です。夏場は、冷房で冷えてしまうことが多いため気をつけましょう。

妊娠初期に下痢になると、不安な気持ちが高まるかもしれません。普段と何か違うと感じたときは、医師へ相談をしてみましょう。

参考文献

  1. [1]池ノ上克ほか編. NEWエッセンシャル産科学・婦人科学 第3版. 医歯薬出版 2015; 296-303
  2. [2]Pregnancy Wellness. "Diarrhea During Pregnancy" American Pregnancy Association. http://americanpregnancy.org/pregnancy-concerns/diarrhea-during-pregnancy/ (参照2017-10-25)

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