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タイプ別!胃痛に効く市販薬の種類と正しい選び方

更新日:2017/10/20 公開日:2015/03/03

胃痛の原因と症状、対処法

胃痛に効く市販薬はたくさんありますが、種類によって期待できる効果が異なりますので、タイプ別に詳しく解説します。また、胃薬に頼らずきちんと医師の診察を受けたほうがよいケース、胃にやさしい生活習慣についてもお伝えします。

胃痛を感じたとき、市販薬で症状を抑える方も多いと思いますが、ここでは代表的な市販の胃薬をタイプ別にご紹介します。それぞれ期待できる効果が異なりますので、ぜひ確認してみてください。

市販薬で対処できる胃痛・医療機関を受診すべき胃痛

胃痛の種類によっては、市販薬を服用せずすみやかに医療機関を受診すべき胃痛があります。いたずらに症状を長引かせたり悪化させたりしないよう、不安があれば医師に相談しましょう。

市販薬で対処できる胃痛

食べすぎや飲みすぎ、刺激物を口にしたあとの胃痛は、市販薬を服用して問題ない場合が多いと言えます。また、風邪薬や解熱鎮痛薬に含まれる非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)で胃粘膜が荒れたなど、原因が明らかで症状も軽い場合は、セルフケアで様子をみてよいでしょう。

医療機関を受診すべき胃痛

早朝や空腹時に起こる胃痛は、十二指腸潰瘍の疑いが考えられます。反対に、食後に痛むケースは胃潰瘍かもしれません。慢性的に胃痛が続く場合はピロリ菌が潜んでいることも考えられます。また、みぞおちの痛みは虫垂炎や膵炎(すいえん)、がんなどが原因となっている可能性もあり、緊急処置が必要な病気である可能性もあります。

いずれの場合も、背中に抜ける痛みがある、胃痛以外の付随した症状(熱・吐き気)をともなう、痛みが何日も続いたり悪化したりする場合は、医師の診察を受けることをおすすめします。

胃痛の原因や症状に適した薬を選ぶ

胃薬には、胃痛の原因となる胃酸の分泌を調整するものや、食べたものを運ぶための、ぜん動運動を調節するもの、ほかにも胃の粘膜を保護するものなど、さまざまなタイプがありますが、大きく分けると「胃酸過多タイプ」か「消化不良タイプ」になります。

胃酸過多の場合

<胃酸分泌抑制剤>(H2ブロッカー)

過剰に分泌されている胃酸を抑え、胃粘膜の損傷を防ぎます。胃痛や胸やけ、むかつき、もたれなどに有効です。胃の粘膜を攻撃する胃酸を抑えるため、もっとも影響力のあるH2(ヒスタミン)の働きを阻害します。

<粘膜修復剤>

胃粘膜の損傷を回復したり、再生する力を高めたりしたい場合に適しています。胃痛や胸やけ、げっぷが気になるときに使用するとよいでしょう。修復を早めるためには、胃粘膜を傷つける胃酸の分泌を抑制する胃酸分泌抑制剤との併用がおすすめです。

<鎮痛鎮痙剤>

胃の働きをコントロールしている副交感神経に作用し、胃腸の過剰な活動や緊張をゆるめます。キリキリとさしこむような胃痛のほか、腹痛にも効果が期待できます。自律神経に関係する疾患がある方の服用は気をつけてください。

<制酸剤>

一時的ですが、過剰に胃酸分泌される胃酸を中和して、胃粘膜への刺激を弱める働きがあります。胸焼けや、胃のむかつきに効果的です。ただし、高血圧や透析中の方は避けた方がよい成分が含まれていますので、注意しましょう。

消化不良の場合

<健胃薬>

消化液の分泌を促進し、吐き気やむかつきのほか、胃のもたれなどに働きます。健胃薬以外の制酸薬などと一緒に配合されることが多いです。

<消化薬>

食べ物のでんぷんや脂肪を酵素で分解して消化を促すタイプです。でんぷんを糖へ分解して吸収をしやすくしてくれるのですが、糖尿病で薬を服用している方は注意が必要です。

薬以外の胃痛ケア

薬を飲んで胃痛が緩和すればいいのですが、原因を絶たなければまたくりかえすリスクがあります。胃にやさしい生活を心がけましょう。

ストレスを軽減・解消する

胃は過労などの影響を受けやく、ストレスが胃痛の要因となる場合もあります。しかし、日常のストレスを取り除くのは容易なことではありません。適度な運動や、リラックスする時間や気分転換などを日常生活にとり入れ、ストレスをあまりためないようにしましょう。

胃に負担をかけない食事

消化に時間のかかる食材や刺激物は、胃酸の分泌を増やし、胃に負担を与えてしまいます。たとえば脂肪分の多い食材や揚げ物、アルコール、コーヒー、香辛料などは、胃酸を多く分泌させてしまうため、避けることをおすすめします。その他、かたいものや食物繊維の多いものも、同様の理由で避けたほうが賢明と言えます。

反対に、胃にやさしい食べ物はやわらかく消化の早い以下のような食材です。毎日の食事にとり入れてみましょう。

  • 豆腐
  • 白身魚
  • 鳥のささみ
  • おかゆ、雑炊
  • バナナ、りんご

胃の粘膜を活性化させ、修復する働きのある以下の栄養素を摂取するのもおすすめです。

  • ビタミンA
  • ビタミンB群
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • ビタミンU

食事の摂り方にもいくつか注意点があります。まずは空腹が長時間続く状況を避けること。朝食を抜く人は、前日の夕食から昼食まで、かなりの時間なにも食べない状況が続いていますので、胃が直接消化液にさらされる時間が長くなりがちです。胃に負担を与えないためには、1日3食規則正しく食事をすることが大切です。

また、暴飲暴食も控えましょう。

十分な睡眠

自律神経の働きも、胃の働きと関係します。睡眠不足が続くと、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、胃の働きに悪影響を与えてしまいます。十分な睡眠を心がけましょう。

禁煙

喫煙すると、血管が収縮します。これは、胃粘膜にある血管にも同様の影響を与えます。血液循環が悪くなった胃粘膜は、抵抗力が低下し、結果として胃痛の症状を悪化させることになりかねません。

また喫煙により胃酸の分泌が促されることもわかっています。慢性的に胃痛に悩まされている方は、禁煙することをおすすめします。

この病気・症状の初診に向いている科 消化器科

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