スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

血糖値は食べてなくても上がる!意外と知らない「血糖値」の真実

更新日:2017/05/16 公開日:2015/03/03

血糖値の基礎知識

高血糖、糖尿病などのリスクファクターは、血糖値の上昇です。こちらでは、血糖値がどのような時に上がるのか、また血糖値が上がることで生じる問題点について解説します。

医師

食事を食べることで血糖値が上がることはよく知られていますが、実は食事以外にも血糖値の上がる要因は潜んでいます。ここでは、どのような時に血糖値は上がるのか、解説していきます。

血糖値はどんな時に上がるの?

血糖値はそもそも血液内に存在するブドウ糖の濃度のことです。ですから、ブドウ糖の元になる炭水化物を摂取すれば、当然、血糖値が上がるわけです。炭水化物や糖分の多いメニューであれば、それだけ血糖値の上昇率は大きくなります。

食事以外では、経口避妊薬(ピル)や副腎皮質ホルモン(ステロイド)といった薬品にも血糖値を上昇させる副作用が存在します。こういった薬を必要とする場合には、医師の処方で正しく用いるようにしましょう。

また、風邪、疲労、睡眠不足、過度のストレス、生理前などの体調不良時にも血糖値は上昇する傾向にあります。そのほか、糖分の多いビールや日本酒などのアルコール飲料や、カフェインの摂取後、喫煙後などにも血糖値は上昇しますので、注意が必要です。

血糖値は上がりやすいが、下がりにくい

人間には、血糖値をあげるためのホルモンが5種類も存在します、血糖値を上げるためのホルモンは、成長ホルモン、甲状腺ホルモン、グルカゴン、アドレナリン、コルチゾール。その一方で、血糖値を下げる物質はインスリンの1種類しか存在していないのです。いったいそれはどうしてでしょうか?

健康的な人間の場合、血糖値が極端に変動することはほとんどありませんが、脳に必要な栄養として必要不可欠なブドウ糖は絶対に欠かせないものなので、血糖値が下がることは身体の危機的状態と捉え、それを避けるためにも血糖値を上げるためのホルモンを十分に備えているのです。

もともと人間を含む動物は、“飢え”との戦いの中で進化してきました。野生動物は環境変化によって餌を得られないことも多いですし、人間だって、昔は飢饉に怯えながら生きてきたのです。人間の身体は飢餓への備えを重視する進化を遂げ、血糖値を上昇させる仕組み(食べなくても血中にエネルギーを供給できる仕組み)が備わっていきました。

血糖値の上がりすぎはどうしていけないのか

私たちの身体に必要不可欠なブドウ糖ですが、、その濃度(血糖値)が上昇した状態が続いてしまうと、様々な問題が生じてしまいます。いったいどのような問題が起こるのかを解説しましょう。

<糖尿病>

高血糖がもたらす最大のリスクは、やはり糖尿病です。血糖値が下がりにくくなると、腎臓が血中のブドウ糖を尿から排出しようとして多尿、頻尿が発生します。また、多尿による水分不足で、異様な喉の渇きを感じるようになるのです。

また、血中のブドウ糖はインスリンに分解されることで細胞のエネルギーとなりますが、糖尿病の人はインスリンの働きが悪いので“血糖値は高いのに、その糖をエネルギーとして活用することは出来ない”という状態に陥ります。その結果、エネルギー不足となって疲労、倦怠感を覚えるのです。

さらに悪化すると、糖尿病性網膜症といって失明リスクのある症状が出ることもあり、非常に恐ろしい病気。早めに血糖値をコントロールして、糖尿病を未然に防ぐことが重要といえます。

<高血圧>

高血糖の状態では、血液の浸透圧が上がってしまうため、それを薄めようと細胞内から血中へ水分が移動します。その結果、血液量が増えてしまい、血管を圧迫するようになるのです。高血糖の方は高血圧の発症率が上がりますので、糖尿病と高血圧のダブルパンチを防ぐためにも、血糖値を下げることが大切です。

<肥満>

健康な人は、血糖値が下がると空腹になり、上がると満腹になります。しかし、常に血糖値が高い状態が続くと、このシグナルが正常に働かなくなり、過食や肥満が発生しやすくなるのです。

<ドロドロ血液>

高血糖の状態だと、善玉コレステロール値が下がり、中性脂肪が増える傾向があります。また、血中の余分なブドウ糖は血管壁の炎症を起こす性質があるため、動脈硬化を起こしやすくなる場合もあるのです。

今すぐ読みたい

関連記事