スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

その食後の眠気は糖尿病のサイン?血糖値と眠気の関係

更新日:2017/05/16 公開日:2015/03/03

血糖値の基礎知識

食後の眠気や、だるさは、食後血糖値が高いサイン?血糖値と眠気の関係性をドクターが詳しく解説します。食後高血糖が高い方は隠れ糖尿病の可能性も高いため、是非、1度計測してみましょう。

あくびする女性

食後の眠気が“隠れ糖尿病”のサインである可能性についてドクターが分かりやすく解説します。

食後の眠気と血糖値の関係

食後になると急激に眠くなるという方は、血糖値が高くなっているかもしれません。

食事から2時間後の血糖値が140mg/DL以上になると、尿の中に糖が排出されるようになります。そして、余分な糖を薄めようとして腎臓が水分を多量に排出するため、多尿の症状をきたすのですが、エネルギー源である糖が排尿と同時に失われることで、空腹感や眠気を感じてしまうのです。

異常な眠気は糖尿病の主な症状のひとつとして知られていますが、強い眠気のほかにも持久力の低下、目のかすみなどが見られる場合は糖尿病の可能性を考えたほうが良いでしょう。

眠気と関連が深いのは食後血糖値

高血糖を原因とする眠気は、食後2時間後の血糖値が高い食後高血糖の場合に多く見られます。しかしながら、中には食後血糖値が高いにも関わらず、空腹時血糖値が正常範囲に収まっているケースが存在します。一般的な健診では、空腹時血糖値だけを検査する場合も多く、食後に血糖値が急上昇するタイプの糖尿病を見逃してしまうことが多くあり、これは隠れ糖尿病と呼ばれ、発見が遅れがちになることから恐れられています。

また、空腹時血糖値と食後血糖値の差が大きく、血糖値が乱高下する状態では動脈硬化のリスクが非常に高まることも知られています。マウスの実験でも、恒常的に高血糖の個体より、血糖値を急上昇させた個体のほうが、血管へのダメージが大きかったとのことです。この乱高下はグルコース・スパイクと呼ばれており、非常にハイリスクな状態です。

食後に強い眠気を感じるなど食後高血糖の兆しがあるならば、血糖値の急上昇を防ぐために、出来るだけ食事では、食物繊維から先に食べる、一度にたくさん食べないようにすることを意識してゆっくりと食べましょう。尚、血糖値が正常でも、HbA1cが高い場合には、常に食べていて、血糖が下がるときがない方もいます。このような方は、まず間食をやめてみるなど、血糖のメリハリを意識すると良いです。

そして、食後に運動をして血糖値の低下を助けるといった対策を始めたほうが賢明です。もちろん、食後血糖値を測定して、隠れ糖尿病の検査を行うことも忘れてはいけません。

この病気・症状の初診に向いている科 内分泌・代謝内科

今すぐ読みたい

関連記事