スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

病院での尿管・尿路結石の治療方法

更新日:2017/01/06 公開日:2015/03/31

尿管・尿路結石の予防と治療

尿管結石の治療方法について、ドクター監修の記事でお伝えします。結石を治療する方法はいくつかありますが、どのように判断されているのでしょうか?痛みが生じてから、結石を排出するまで、そして再発予防のポイントも解説します。

尿路結石の診断、治療法について

尿管結石は適切な治療を行わないと、重度な炎症や腎機能障害を引き起こす可能性があります。結石の治療がどのように進められるのか、見ていきましょう。

治療方針を判断する

突然の激痛に襲われた場合は、まず痛みを抑えることが先決。鎮痙剤や鎮痛剤、坐薬などを使用して痛みをやわらげます。発作を軽減するために、尿の量を増やす輸液が行われることもあります。

尿路結石が疑われる場合には、尿検査・腹部レントゲン検査・超音波検査などを最初に行うのが一般的です。状況によっては、採血・CT検査・尿路のレントゲン撮影なども必要な場合があります。

このようにして結石の有無や大きさ、場所などを確認します。それにより、適切な治療法が異なるのです。

小さな石の場合は自然排石を待つことも

5mmにも満たないような小さな結石の場合は、痛みを抑えながら、自然に排石するのを待つケースがほとんどです。結石がある部位によって大きく異なりますが、尿管結石は自然排石される可能性があります。

1日2~3リットルの水分を補給して尿の量を増やすほか、適度な運動や食事療法などで排石を促すよう指導されるでしょう。最近の報告では、ジェットコースターに乗ると自然排石が促進されるという面白い記事もあります。結石の種類によっては、内服薬を用いた治療も必要となることがあります。排石しやすいように、尿管の緊張を緩和する内服薬を処方されることもあるでしょう。

大きな石の場合は手術による積極的治療を

自然排石が難しいと判断された場合には、外科的な処置が必要となります。特に、10mm以上の大きな結石の場合、自然排石は期待できません。また、痛みがくり返される、あるいは水腎症や腎盂腎炎など他の症状がみられる場合には、積極的に治療を行う必要があります。

外科的処置といっても、昔のように開腹手術が行われることはほとんどありません。内視鏡を用いたPNL(経皮的腎砕石術)やTUL(経尿道的尿管砕石術)、もしくは特別な装置を使用したESWL(体外衝撃波破砕術)のいづれかの方法で結石を砕きます。

どの方法にも長所と短所があるため、結石の状態によって適切に選択する必要があります。体内で結石を砕くため、その後は細かくなった石が排出されるのを待たなければなりません。

また、尿路結石の再発率は高いのが特徴です。このような治療により痛みから解放されても、再び発症するおそれがあります。結石が排出されたら、医師に見せて成分を分析してもらいましょう。それにより、再発を予防する有効な対策法を指導してもらうことも大切です。

この病気・症状の初診に向いている科 泌尿器科