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背を伸ばしたいならしっかり寝る!睡眠不足が身長に与える影響

更新日:2018/07/26 公開日:2015/03/31

身長を伸ばすには

「寝る子は育つ」と言いますが、これは本当のことです。近年、子供の睡眠時間の減少が問題視され、睡眠不足が身長に与える悪影響について言及する専門家も増えています。睡眠が成長にもたらす影響について、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。

良質な睡眠は、子供の心身の成長に欠かせないもの。背の伸びにも大きく影響します。ところが近年、テレビやゲーム、塾や習い事、就寝時間の遅い親に合わせた生活などで、子供の睡眠時間はどんどん短くなっています。これが子供の成長にどのような影響をもたらすのか、睡眠と成長の関係について解説します。

子供の睡眠不足が社会問題に

子供の睡眠時間の実態について、以下のようなデータが発表されています。

・22時以降に寝る幼児の割合は、3歳児で31%、4歳児で26%、5歳児で25%にのぼる。(日本小児保健協会「幼児健康度調査報告書(平成22年度)」より)

・小学生の睡眠時間は、1970年が9時間23分だったのに対し、2000年には40分も短縮し、8時間43分に。(文部科学省「データから見る日本の教育2006」より)

・小学校高学年~中学性(10~14歳)の、2011年の平均睡眠時間は8時間35分。また、平日の平均就寝時刻は22時24分、平均起床時刻は6時38分。(総務省「社会生活基本調査」/「平成26年版 子ども・若者白書」より)

現代の日本に生きる私たちにとっては、特に問題にならないと思える数値ですが、諸外国の子供と比べると、実は驚くほど短いのです。例えば、22時以降に寝る0~4歳児の割合は、日本が47%に対して、イギリスは25%、フランスやドイツは16%です。中学生の平均睡眠時間の比較では、日本に比べてアメリカが約30分、ヨーロッパ諸国が1時間30分以上(特にスイスは約2時間30分)も長いと報告されています。

では、理想的な睡眠時間はどのくらいなのでしょうか。アメリカの睡眠財団の報告(2006年)によると、以下の通りです。

・1~3歳:12~14時間

・4~5歳:11~13時間

・6~12歳:10~11時間

・13~17歳:8.5~9.25時間

睡眠が身長に与える影響は?

睡眠不足が続くと、集中力や思考力・学力が低下したり、活動量が減ることで太りやすくなります。また、イライラしてキレやすくなるといったことも報告されています。

とりわけ大きいのが成長に与える影響で、睡眠量が低下すると、背が低い・伸びにくいといった問題を引き起こす可能性があるそうです。その理由は、骨の成長を促して身長を伸ばすのに欠かせない「成長ホルモン」にあります。というのも、これは夜眠っている間に多く分泌されるからです。

睡眠中は、深い眠りのノンレム睡眠と浅い眠りのレム睡眠とが交互にやってきますが、成長ホルモンはノンレム睡眠時に特に多く分泌されます。ノンレム睡眠とレム睡眠のサイクルは約1時間30分ごとのため、睡眠時間が長い方がノンレム睡眠の回数も多く、成長ホルモンの分泌も促されるというわけです。また、入眠してから約1時間30分後に訪れる1回目のノンレム睡眠時と、約3時間後に訪れる2回目のノンレム睡眠時には、成長ホルモンの分泌が特に多いといわれています。

睡眠時間はもちろんですが、良質な睡眠をとれるように配慮してあげることも大切です。通気性がよく、寝心地のいい寝具を整えてあげたり、静かな環境を作ってあげたりと、眠りが浅くならないよう注意してあげましょう。

また、食後すぐに就寝すると眠りが浅くなるため、夕食は寝る2時間前までにすませることが大切です。寝つきをよくするために、就寝の30分ほど前にお風呂に入る、交感神経を刺激するスマートフォンやゲーム、テレビは寝る直前には見ないといったことも心がけるとよいでしょう。

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