スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

子供の低身長症におけるホルモン治療

更新日:2018/07/26 公開日:2015/03/31

低身長症

子供の背が伸びない「低身長症」の主な治療方法がホルモン治療です。年齢の低い時期から治療をスタートするとことで、より高い効果が得られるとされていますが、それは本当でしょうか?ホルモン治療について、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。

「低身長症」の主な治療方法であるホルモン治療について、治療を受ける適正年齢や治療方法、副作用など、具体的な内容をご紹介します。

ホルモン治療が可能な低身長症

低身長症の治療では、骨の成長を促して背を伸ばす成長ホルモンが使われますが、これが有効なのは以下の場合です。

・ホルモンの異常による低身長症(成長ホルモン分泌不全性低身長症、甲状腺機能低下症)

・小さく生まれたことによる低身長症(SGA性低身長症)

・染色体異常による低身長症(ターナー症候群、プラダー・ウィリー症候群、常染色体優性遺伝性疾患のヌーナン症候群)

・骨や軟骨の異常による低身長症(軟骨無形成症や軟骨低形成症といった軟骨異栄養症)

・臓器の疾患による低身長症(小児慢性腎不全など)

どんな治療方法なの?

成長ホルモン治療はどのように行われるのでしょうか。治療を受ける前に知っておきたい内容について、以下にまとめました。

どんな子供が治療を受けられるの?

医療機関で低身長と診断され、成長ホルモン治療を行うことで少しでも改善する可能性があると判断された3歳以上の子供です。思春期を経て骨の成長が止まってしまうと、成長ホルモンを投与しても効果は得られないため、思春期の前までに治療を完了できるよう、できるだけ早いうちに開始するのがベストです。

成長ホルモンの投与の仕方は?

成長ホルモンはタンパク質の一種で、経口で摂取しても胃の中で消化(分解)されてしまい、血液中に取り込まれません。よって、投与は注射器を使って行います。インスリン注射などと同様、自宅での注射が認められていて、週に6~7日、就寝前に行います。最近は、ごく細い針(0.25mmなど)を採用し、自分でも簡単に注射ができるペン型注入器が開発されています。

成長ホルモン治療の効果は?

病気の状態や個人差もありますが、例えば成長ホルモン分泌不全性低身長の場合、投与を始めてから最初の1年間で急激に身長が伸び、その後、徐々に伸び率は落ち着くものの、少しずつ標準身長に近付いていきます。

いつまで治療を続けるの?

治療開始から思春期を経て骨の成長が止まるまで、なるべく長い期間行った方が治療結果がよいとされています。

副作用はないの?

治療初期に頭痛・発疹・注射部の痛みが起こることがありますが、一時的なもので、徐々に落ち着いていきます。

注射はお尻、太もも、おなかなどに打ちますが、同じか所に打ち続けるとしこりになることがあるため、毎回同じ部位に打つことは避けましょう。

この病気・症状の初診に向いている科 整形外科

今すぐ読みたい

ヘルスケア本