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夏風邪の原因となるウイルスの症状・特徴

更新日:2016/12/09 公開日:2015/04/13

夏風邪の症状と対処法

「夏風邪は、なかなか治りにくい」「夏風邪はお腹にきやすい」などといわれますが、これには原因となるウイルスが大きく関わっています。ドクター監修のもと、夏風邪を引き起こすウイルスの種類と、それぞれの症状について解説します。

「夏にひくから夏風邪」と勘違いしている方もいるかもしれませんが、夏風邪は冬にひく風邪とは違う特徴があります。違いをもたらす正体である夏風邪のウイルスについて、詳しく解説します。

夏風邪の原因となるウイルスの種類と症状

風邪のウイルスは200種類以上もありますが、多くは寒くて乾燥した空気を好み、そのような環境で猛威をふるいます。しかし、中にはジメジメした高温多湿の環境を好むものもあり、これらが夏風邪を引き起こす原因菌となっています。以下に、夏風邪を引き起こす代表的なウイルスと、原因ウイルスにより引き起こされる症状をまとめました。

アデノウイルス

アデノとは「扁桃腺」や「リンパ腺」を意味する言葉です。呼吸器と腸で繁殖するウイルスで、型によって症状が現れる部位が異なります。夏風邪の原因となるウイルスのなかでも特に有名で、名前の由来の通り、のどの痛みや発熱、ときには激しい咳などの症状を引き起こします。

子どもはプールで感染する場合が多いことから、この菌による症状を「プール熱(咽頭結膜炎)」と呼ぶこともあります。プール以外に、飛沫感染や接触などでも感染します。アデノウイルスは子どもに感染しやすいものですが、大人にも感染します。大人の場合は、扁桃炎や肺炎など、症状が重くなるケースもあります。

エンテロウイルス

のどで感染した後に腸内で繁殖するウイルスです。エンテロは「腸」という意味を持ちます。子どもにかかりやすく、下痢や嘔吐など、胃腸の不調が出やすいのが特徴です。また、発疹が現れる「手足口病」などの原因にもなります。ちなみに、手足口病は子どもだけの病気といわれてきましたが、最近は子どもからの感染で大人もかかることがあると報告されています。

コクサッキーウイルス

先に述べたエンテロウイルスの仲間で、のどの炎症や突然の高熱を引き起こすウイルスです。口の中にポツポツと水疱ができたり、のどが真っ赤に腫れるような強い炎症を引き起こす「ヘルパンギーナ」の原因菌とされています。

夏風邪の原因となるウイルスはお腹の中で繁殖することが多いので、体外に排出されるまで時間がかかります。症状が長引くことが多いのは、このためです。また、「コクサッキーウイルスは手足口病とヘルパンギーナの原因になる」というように、いくつかの病気の原因としてまたがっているのも、夏風邪ウイルスの特徴です。

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