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アレルギー性鼻炎による咳・鼻づまりのメカニズムと対処法

更新日:2018/03/06 公開日:2015/08/13

アレルギー性鼻炎

風邪をひいていないのに、朝目が覚めた時にのどが痛くて咳が出る…このような症状は、アレルギー性鼻炎による鼻水が原因かもしれません。ドクター監修のもと、アレルギー性鼻炎による咳と鼻づまりのメカニズムについて解説します。

朝起きた時に、鼻づまりに加えてのども痛い、さらに、たんも絡んで咳がとまらない…アレルギー性鼻炎の方で、このような症状に悩まされている方はいませんか?アレルギー性鼻炎とのどの違和感の関係について、詳しく解説します。

アレルギー性鼻炎による咳・鼻づまりのメカニズム

アレルギー性鼻炎の方には、朝目覚めた時にのどに痛みがあり、痰のからまりを感じている方も少なくないと言います。風邪の初期症状にも似ていますが、これは鼻炎からくるのどの症状です。

鼻炎を発症すると、鼻内に鼻水がたまり「後鼻漏(こうびろう)」(鼻の奥にある空洞に鼻水が流れ、溜まる状態)が普段よりも増えます。仰向けになると後鼻漏はさらに悪化するので、咳や痰が出やすくなるのです。のどに溜まった後鼻漏は粘り気を増し、時には黄色味を帯びることもあります。

後鼻漏による咳や痰は、朝起きた時に出やすいです。それは、睡眠中は後鼻漏が気にならなくなるため、こまめに吐き出すことがなく、大量に溜まった状態となるためです。これにより、目覚めた時にのどに違和感を覚え、溜まった鼻水を吐き出そうとして咳が出るのです。

一方、鼻づまりになるメカニズムはどのようなものでしょうか。

鼻の粘膜には、体内に異物が侵入してきたことを知らせる化学伝達物質を放出する「肥満細胞」があります。体内に異物が入ってくると、肥満細胞は「ヒスタミン」や「ロイコトリエン」、「トロンボキサン」という化学伝達物質を放出して鼻水を出し、異物を外へ流し出そうとするのです。しかし、化学伝達物質が過剰に分泌されると、鼻の粘膜が腫れてしまい空気の通り道が塞がれてしまいます。結果、鼻づまりという症状に陥ってしまうのです。

咳や痰、鼻づまりを防ぐ対処法

朝起きた時に痰のからんだ咳が多いという方は、アレルギー性鼻炎による後鼻漏が原因かもしれません。症状がつらい場合は、ドクターに相談してみましょう。また、咳をすることによってのどが炎症を起こすと、風邪ウイルスなどが侵入しやすい状態になってしまいます。のどの症状を悪化させないためにも、普段から次のことに気をつけましょう。

・うがい・手洗いをこまめに行い、アレルゲンやウイルスを体内へ侵入させない

・水分補給をこまめに行う

・喫煙を避け、分煙も徹底する

・空気の乾燥を避け、部屋の湿度を常に50%前後に保つ

・十分な睡眠とバランスのよい食事、適度な運動で免疫力をつける

他の病気を合併させないためにも、ぜひ心がけてください。

鼻づまりを緩和させるには、抗トロンボキサン薬やステロイド点鼻薬で鼻のなかの炎症を抑え、通りをよくする必要があります。血管収縮にも作用するので、鼻づまりを解消する効果が期待できます。また、鼻のとおりをよくするのに効果的なツボもあります。薬に頼るのがいやな方は、試してみてはいかがでしょうか。

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