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副鼻腔炎(蓄膿症)時に出る鼻水の特徴と効果的な薬

更新日:2018/06/25 公開日:2015/07/30

副鼻腔炎(蓄膿症)が原因のトラブルと対処法

風邪やアレルギー性鼻炎と副鼻腔炎(蓄膿症)を見分ける大きなポイントのひとつに、鼻水の状態があります。ドクター監修のもと、副鼻腔炎の際に出る鼻水の特徴と、効果的な薬について解説します。

風邪やアレルギー性鼻炎による鼻水と、副鼻腔炎(蓄膿症)の鼻水はどのように違うのでしょうか?副鼻腔炎の鼻水の特徴と、効果的な薬についてお伝えします。

副鼻腔炎時に出る鼻水の特徴

一般的に「蓄膿症」という名前で知られている症状は、正式には「副鼻腔炎」と言います。鼻の中と副鼻腔とは小さな穴でつながっており、風邪などにかかって鼻の中にウイルスや雑菌などの病原体が増えると、副鼻腔にまでこれらが侵入します。風邪や鼻炎の症状が長引くと、侵入した病原体は副鼻腔内で増殖して炎症を起こすのですが、やがて化膿した状態となります。これが副鼻腔炎です。

副鼻腔炎の時に出る鼻水は、粘性を持ち黄色がかっているのが特徴です。これは、副鼻腔にたまった膿が鼻へ流れ出だし、鼻水に黄色い膿が混ざるためです。色は、症状が進み膿の量が多くなればなるほど緑色に近くなり、いわゆる「青っぱな」と呼ばれる状態になります。さらに、症状が3か月以上続く慢性副鼻腔炎になると、白っぽく粘りの強い鼻水が出るようになります。風邪やアレルギー性鼻炎の場合は透明でサラサラとした鼻水が出るので、この違いが、見分ける際のひとつのポイントとなります。

副鼻腔炎に効果的な薬

副鼻腔炎には、病院の処方薬や漢方薬が効果を発揮します。急性副鼻腔炎の場合は、一般的に鼻水や痰を出しやすくする「気道粘液修復薬」や「気道粘液溶解薬」、「気道潤滑薬」、痛みなどの症状を抑える「解熱鎮痛薬」、細菌の増殖を抑えたり、殺菌する「抗菌薬」などが処方されます。また、炎症を抑えたり、鼻の通りをよくする効果のある漢方薬を使用する場合もあります。市販されている副鼻腔炎の薬も、ほとんどが漢方の生薬を配合したものです。

※副鼻腔炎に効果的な薬について、詳しくは『副鼻腔炎(蓄膿症)の処方薬・漢方薬・市販薬の種類と効果』をご覧ください。

近年、慢性副鼻腔炎には、「マクロライド系」の抗生物質が少量処方されるようになりました。マクロライド系抗生物質は、細菌を殺すだけでなく、副鼻腔の上皮細胞や鼻腺細胞に働きかけて鼻水が出るのを抑えます。1回の服用量が少量なので、ある程度の期間服用しても副作用が起きにくいとされており、3~6か月間継続して投与します。

細菌感染が原因ではなく、白血球の一種である好酸球が増加して炎症を起こし、慢性副鼻腔炎のような症状が出る「好酸球性副鼻腔炎」の場合には、通常の副鼻腔炎とは原因が異なるため、上記のような薬は使わず、手術を行うことが多いです。術後はステロイド剤を使用することがあります。

いずれの場合も、医師に指示された服用方法と時期を守ることが大切です。

この病気・症状の初診に向いている科 耳鼻咽喉科

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