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病院で行われる耳鳴り検査とは

更新日:2016/12/09 公開日:2015/04/30

耳鳴りを治療・改善するには

耳鳴りは、体調不良のときにも起こる、誰にでも起こり得る身近な症状です。では、どのような耳鳴りのときに病院へ行くべきなのでしょうか?受診が必要な症状と、耳鳴りの診断のために行われる検査をご紹介します。

耳鳴りがしたからといって、必ずしも体のどこかに異常があるとは限りません。どのような耳鳴りのときに病院を受診するべきなのか、受診する際に準備しておきたいもの、病院での検査内容についてお伝えします。

このような耳鳴りの症状は要注意

耳鳴りは、疲れているときや寝不足のとき、体調不良のときにも起こり得る症状です。体調の回復とともに症状が治まるのであれば、病院を受診する必要はありません。また、コンサートなどで大音量の音を聞いたときも、一時的に耳鳴りがすることがあります。こちらも、すぐに治まるのであれば心配はないでしょう。

ただし、耳鳴りが1日以上続いたり、突然激しい耳鳴りがしたり、何度もくり返し起きたり、耳鳴りが気になって日常生活に支障が出る場合は、耳鼻咽喉科の受診を検討しましょう。

その際、準備しておくとよいものがあります。耳鳴りの大半は自分にしか聞こえない「自覚的耳鳴り」なので、医師に音を聞いてもらうことはできません。自分の症状を具体的に伝えられるよう、病院に行く前に情報を整理したメモを持参するといいでしょう。以下の項目がわかると、診断の際に役立ちます。

・耳鳴りがいつから始まったか。

・どちら側の耳に起きているか。

・どんな音がするのか。(キーン、ジーなど擬音で具体的に)

・音は1種類だけか。それとも複数重なっているか。

・音はどれぐらいの大きさか。

・どんなときに耳鳴りが悪化するか。

・仕事や生活にも影響しているか。(仕事に集中できない、眠れないなど)

・持病と過去の病歴、現在服用している薬について。

耳鳴りの検査

耳鼻咽喉科では、耳鳴りの原因を特定するために以下のような検査を行います。

一般的な耳鼻咽喉科の検査

耳の中を見て、異物や耳垢、炎症、鼓膜の異常がないかを確認したり、鼻や喉を見て炎症を起こしていないかを確認します。炎症や外耳、中耳の病気による耳鳴りは、この検査で原因を特定できます。

耳の機能を調べる検査

(1)耳管機能検査

鼻から音を入れて、中耳と鼻をつないでいる「耳管」の開閉機能を調べる検査です。耳管が開いたままになる「耳管開放症」や、耳管が閉じたままになる「耳管狭窄症」は、この検査で特定できます。

(2)耳管通気法

鼻から耳管に「カテーテル」という細い管を入れて、空気の通りを調べる検査です。治療も兼ねて行われます。耳管が詰まっていると、耳鳴りが起こったり耳が詰まったような感じがするので、空気を通してそれを解消します。

(3)ティンパノグラム

耳の中に空気圧をかけ、鼓膜が正常に振動するかどうか調べる検査です。「滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん」や「耳硬化症(じこうかしょう)」などがあると、鼓膜が振動しにくくなります。

難聴の有無を調べる検査(鈍音聴力検査)

耳鳴りがする人の多くは、本人が自覚していなくても難聴をともなっています。「オージオメーター」という機械からいくつかの周波数の音を出し、どの程度聞き取れるかを調べることで、難聴の有無や程度、種類を調べます。

障害のある部位を調べる検査(画像診断)

耳鳴りは、耳や首の骨の異常で起こることもあるので、骨の異常を調べるときは「X線検査」を行います。また、「聴神経腫瘍」や「脳血管障害」が疑われるときは、「CT検査」や「MRI検査」を行います。

耳鳴りの程度、性質を調べる検査

(1)ピッチマッチ検査

耳鳴りで聞こえてくる音がどの高さかを調べる検査です。「耳鳴り検査装置」や、鈍音聴力検査で使う「オージオメーター」を使って、いくつかの周波数の純音、もしくは雑音を流し、耳鳴りに似た音の周波数を探します。

(2)ラウドバランス検査

耳鳴りの大きさを調べる検査です。ピッチマッチ検査で選び出した周波数の音を、その音が聞こえる最小値から少しずつ大きくしていき、耳鳴りにもっとも近い大きさを選びます。

検査により耳鳴りの種類や原因を特定することができるので、異常な耳鳴りを感じる場合は早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう。