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アルコールで血糖値が急上昇する危険性

更新日:2017/05/16 公開日:2015/06/26

血糖値の基礎知識

「血糖値が高いからアルコールは控えるように」と言われることは、お酒好きな人にとってつらいものです。血糖値が高い人は、お酒を飲んではいけないのでしょうか。アルコールと血糖値の気になる関係について解説します。

ビールにワイン、日本酒、ウイスキーなど、アルコールを含む飲料にはいろいろな種類があります。これらのアルコールと血糖値には、どのような関係性があるのでしょうか。アルコールを摂ることで血糖値が急激に上昇する危険性について解説します。

アルコールで血糖値が上がるメカニズム

アルコールのカロリーは1gあたり7kcalとかなり高め。しかし、アルコールは体内でブドウ糖にならないため、実はアルコールのエネルギー自体に血糖値を上げる力はありません。

しかし、アルコールには肝臓内のグリコーゲンをブドウ糖へと分解する作用を促進する働きがあるため、一時的に血糖値が上昇します。

また、血糖値が上がるもう一つの理由として、アルコール飲料に含まれる糖質が関係していると考えられます。アルコール飲料はアルコールだけでできているわけではなく、甘いカクテルや果実酒、日本酒などには多量の糖質が含まれています。糖質は体にとって大切なエネルギーになりますが、摂り過ぎると血糖値が上昇します。

少量のアルコールは動脈硬化予防によい?

アルコールを摂取すると血糖値が上がりますが、一方で、少量であれば、インスリン感受性を上昇させたり、動脈硬化を予防する効果があるといった報告もあります。

糖尿病の治療を行っている場合でも、食事療法や運動療法などによって血糖コントロールが良好で、合併症がないなど、いくつかの条件をクリアしていれば、適度な飲酒はしてもよいとされています。適度な飲酒の目安は、純エタノールに換算して男性は1日20g以下、女性は10g以下。20gとは、ビール中びん1本(500ml)、日本酒1合(180ml)、ウイスキーダブル1杯(60ml)、焼酎0.6合(約110ml)、ワイン1/4本(約180ml)です。

アルコール自体に血糖値を上昇させる力はないものの、アルコールの代謝障害や、肝機能障害、食事量の乱れなど、血糖値のコントロールを困難にさせるものの原因にもなりえます。アルコールを摂る場合、決まった量以上は飲まないように心がけましょう。

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