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血糖値の数値で見る~500以上で現れるさまざまな症状

更新日:2018/06/25 公開日:2015/06/26

血糖値の基礎知識

健康な人の血糖値は、空腹時で110mg/dl未満、食後でも140mg/dl未満です。血糖値が上昇して500mg/dlを超えると、体調にも大きな影響が出てきます。血糖値が高いことで起こる、体の症状について解説します。

血糖値とは、血液に含まれるブドウ糖の濃度を数値で表したものです。血糖値が上昇していくと、体にはどのような症状が現れるのでしょうか。500mg/dl以上になったときに見られる症状について解説します。

血糖値が500以上で現れる症状

血糖値は、1dl(100cc)の血液中に何mgのブドウ糖が含まれているかを表しています。健康診断などで測定するのは、10時間以上、水以外を口にしなかった場合の「空腹時血糖値」で、健康な場合110mg/dl未満です。血糖値は食事を摂って糖分が吸収されると上がりますが、食事をしてから2時間ほどで食事前の数値に戻ります。食後2時間の血糖値は、健康な場合で140mg//dl未満です。

血糖値が上昇していくと、体には次のような異変が起こります。

200mg/dl前後:自覚症状はまだありません

300~400g/dl:のどが渇いて異常に水分を欲したり、尿量が増えます。疲れやすさを感じるようにもなります

500mg/dl以上:吐き気や嘔吐のほか、意識が遠のく、昏睡状態になるなどの症状が現れます

血糖値が高いことで起こる恐ろしい合併症

血糖値が多少高いくらいでは自覚症状がほとんどありませんが、血糖値が高い状態が続くと、体のさまざまな臓器に障害が出てきます。特に、神経や目、腎臓の機能低下が起こりやすく、糖尿病の三大合併症と呼ばれています。

神経障害

手足が痛んだりしびれるほか、感覚が鈍くなるなどの異常が見られるようになります。感覚の鈍りは、足の壊疽の原因にもなります。ほかにも、下痢や便秘をくりかえしたり、発汗異常、排尿障害、勃起障害などが起こります。

網膜症

網膜は、カメラのフィルムのように物を映し出す役割がありますが、高血糖になると、網膜の血管が詰まったり出血して、視力が下がります。最悪の場合失明することもあります。網膜症の初期段階では自覚症状がないため、血糖値が高い場合は定期的に眼底検査などを受け、発症を見逃さないことが大切です。

腎症

体内の老化物をろ過して排泄する腎機能が低下します。腎不全になると、血液検査で腎機能の異常が確認できます。最終的には、老廃物を血液から人工的に取り出す透析治療をする必要が出てきます。

脳卒中

脳卒中は、脳の血管が詰まる脳梗塞、脳の血管が破れて出血する脳内出血、くも膜下出血に大きく分けられます。なかでも、高血糖によって発症のリスクが高まるのが脳梗塞です。脳の血管が詰まったり、血管の一部が狭くなって血液が滞ると、その部分の脳機能がダメージを受け、死に至ることもあります。

動脈硬化

動脈硬化とは、血液を全身にめぐらせる動脈が硬くなったり詰まったりして、血流が悪くなった状態です。自覚症状はほとんどありませんが、進行すると脳卒中や心臓病などの重篤な病気を引き起こすこともあります。

血糖値が高い状態が続くと、少しずつ体調不良が見られ始め、放置しておくと合併症を引き起こしてしまいます。命の危険もある合併症を発症しないために、しっかりと血糖値をコントロールすることが大切です。

血糖値のコントロールには、食事や運動などの生活習慣の改善が有効です。『糖尿病の予防法』で紹介している記事をご覧ください。

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