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キスや口移しの食器でも…。歯周病(歯槽膿漏)はうつる?

更新日:2016/12/09 公開日:2015/07/31

歯周病(歯槽膿漏・歯肉炎)の原因と症状

歯と歯肉の間の歯周ポケットに蓄積した歯垢などで増殖した歯周病菌によって起こる歯周病。歯周病はうつる病気なのでしょうか?歯周病の感染経路と感染を防ぐ方法について、医師の監修した記事で詳しく説明します。

キス

口内には、およそ300~500種類の細菌が生息しています。通常、これらの細菌は私たちに害を与えませんが、歯磨きが不十分だったり、砂糖を過剰に摂取したりすると、細菌が粘着質の物質を作り出し、歯の表面に付着します。この付着物を歯垢またはプラークといい、うがいだけでは落とせないほどの粘着性があります。この歯垢には、1ミリグラムあたり約10億個とも言われるほどの細菌が含まれており、虫歯や歯周病の原因となっています。

歯周病菌は、空気を嫌う嫌気性菌のため、歯と歯茎の間で繁殖します。そういった性質を持つ歯周病菌ですが、人に感染するという一面も持っています。ここでは口内にいる歯周病菌がいったいどうやって人に感染するのかについて説明します。

人から人へ接触感染する歯周病の感染源

親が歯周病菌を保有している場合、子どもに口移しで食事を与えたり、箸やスプーンなどのカトラリーを共用したりすることによって、歯周病は接触感染をします。これは唾液の中にも歯周病菌が含まれているためです。そのため、直接相手の唾液に接触する機会のあるキスでも、歯周病はうつるということになります。

子どもの口内は、大人と比べて細菌が少ないため、歯周病菌に感染する可能性は高く、逆に大人は、口内の細菌が多いため、子どもよりも歯周病菌に感染する可能性は低いと言えます。

歯周病の感染を防ぐ方法

一番歯周病菌に感染しやすいのは、歯がはえそろう生後19か月(1歳7か月)頃で、「感染のまど」とも呼ばれています。この時期に歯周病の人とカトラリーや食器などを共用しないことが重要といえます。しかし、感染することはありますが、ただちに歯周病を発症するというわけではないので、きちんとプラークコントロールを行い、発症リスクを抑えるようにするとよいでしょう。

また、夫婦やカップルなどでは、一方が歯周病と診断された場合には、二人そろって歯科医で検診を受けることが重要になります。どちらかが歯周病である場合、すでに感染している可能性が高いからです。また、一方が診察を受け、治療し歯周病が改善してきても、パートナーが保有している菌を再び受け取ってしまうことが危惧されるからです。

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