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四十肩・五十肩の手術療法について

更新日:2016/12/09 公開日:2015/08/12

四十肩・五十肩の予防と治療・対処法

四十肩や五十肩の治療として、手術が行われるケースがあります。ここでは、四十肩や五十肩の手術として一般的な「麻酔下徒手的授動術」と「関節鏡を用いた手術」について、ドクター監修の記事でお伝えします。

薬物療法や注射などで症状が改善しないなど、やむを得ない場合には手術が必要になるケースがあります。ここでは、四十肩や五十肩を改善するための手術についてお伝えします。

四十肩・五十肩の手術療法

四十肩や五十肩を改善するための手術の目的は、硬くなった関節包(関節を包む組織)をはがして切離することです。一般的には「麻酔下徒手的授動術」と「関節鏡視下関節包切離術」が行われます。

麻酔下徒手的授動術

全身麻酔をかけ、眠った状態で、医師が肩関節を動かします。このように肩関節に力を加えることにより、硬くなった関節包が伸ばされて切り離されるのです。こうすることで、肩関節の動きを改善します。

ただし、やり方によっては関節包が破れて出血するなどして、痛みが強まってしまう可能性もあるので注意が必要です。

関節鏡視下関節包切離術

一般的には、徒手的授動術と関節鏡を用いた手術が併用されます。関節鏡は、胃カメラの肩バージョンと思っていただいてかまいません。関節鏡を肩関節の中に挿入して、内部を直接観察できる手術法です。

皮膚に5mmほどの穴を開けるだけでカメラを関節内に挿入できるので、麻酔下徒手的授動術よりも患者への負担が少ないとされています。

モニターに映し出される肩内部の画像を確認しながら、電気メスを使って関節包の癒着を切り離していきます。このように、関節鏡を用いて肩の可動域を少しずつ広げていく手術もあるのです。

手術後はリハビリが重要

四十肩や五十肩の手術を受けた後は、リハビリが欠かせません。手術によりスムーズに動くようになってきた関節が元の状態に戻らないようにする必要があります。

個人差はありますが、回復するまでに術後6週から3か月ほどかかるでしょう。長期的なリハビリとなりますが、根気よく続けることが大切です。

ただし、四十肩や五十肩はほとんどの場合、運動療法などをしっかりと継続していれば完治します。また、ここでお伝えしたような手術が必要となるケースは稀(まれ)であることも覚えておいてください。

この病気・症状の初診に向いている科 整形外科

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