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グルコサミンの構成成分とは?

更新日:2016/12/09 公開日:2015/08/31

グルコサミンの基礎知識

グルコサミンの原料となっている成分「キチン」にはある特徴があるため、グルコサミンはサプリメントで摂取する必要があると言われています。こちらでは、グルコサミンを構成している成分について、ドクター監修の記事でお伝えします。

関節の痛みをやわらげる成分として知られている「グルコサミン」は、どのような成分から成り立っているのでしょうか? ここでは、グルコサミンを構成している成分について詳しくお伝えします。

グルコサミンは天然のアミノ糖

グルコサミンはグルコース(ブドウ糖)にアミノ酸基が結びついた天然のアミノ糖の一種で、カニやエビなどの甲殻類の外皮を形成している「キチン質」から取り出すことができます。サプリメントなどに使われているグルコサミンは、このキチンを分解してつくっているのです。

グルコサミンの原料「キチン」とは

グルコサミンの原料としているキチンはカニやエビの甲殻から得ることが多いですが、昆虫、貝類、きのこなどの生物にも含まれています。外界から身を守るためのバリアーの役割を果たすのに必要な成分で、甲殻類や節足動物では外側の硬い部分(外骨格)、きのこなどの細菌類の場合には細胞壁にキチンが入っています。

キチンは、多糖類に分類される物質です。一般的に多糖類は炭素・酸素・水素で構成されていますが、これに窒素が加わっているのがキチンの特徴と言えるでしょう。この窒素がアミノ酸基として組み込まれていることによって、キチン(グルコサミン)のさまざまな働きが可能になっていると考えられています。

つまり、グルコサミンの効果はキチンという成分の働きによるもの。ということは、キチンが含まれているカニやエビの甲羅(こうら)をそのまま砕いて食べたほうがグルコサミンを摂取するより効果的ではないか、と思われるかもしれません。

しかし、生物から取り出したキチンをそのまま摂取してもグルコサミンの効果は期待できないのです。

キチンは90%以上がアセチルグルコサミンの連なった高分子であるため、そのまま摂取しても体内にはほとんど吸収されません。グルコサミンは、キチンを塩酸で分解してつくっています。こうすることで、キチンが血液や細胞の中に吸収されやすくなるからです。

同様に、キチンを含んでいるきのこもそのまま食べてグルコサミンの効果が得られるわけではありません。そのため、グルコサミンの摂取にはサプリメントが活用されているというわけです。