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サプリに使われるグルコサミン!「グルコサミン塩酸塩」と「グルコサミン硫酸塩」とは

更新日:2016/12/09 公開日:2015/08/31

グルコサミンの基礎知識

グルコサミンのサプリメントなどに使われている「グルコサミン塩酸塩」と「グルコサミン硫酸塩」の違いについて、ドクター監修の記事でお伝えします。また、変形性膝関節症への効果が期待できるのはどちらなのか、といった点についても解説します。

グルコサミンには、「グルコサミン塩酸塩」と「グルコサミン硫酸塩」があります。このふたつの違いや期待できる効果について解説します。

「グルコサミン塩酸塩」と「グルコサミン硫酸塩」の違い

グルコサミンには、分子の中に塩酸基がある「グルコサミン塩酸塩」と硫酸基がある「グルコサミン硫酸塩」の2種類あります。

サプリメントの場合、日本ではグルコサミン塩酸塩が使われることが多いのですが、欧米ではグルコサミン硫酸塩が主に使われています。

「グルコサミン塩酸塩」と「グルコサミン硫酸塩」の効果

変形性膝関節症の治療を受けている患者を対象にした試験で、患者を3グループに分け、グルコサミン塩酸塩を1,500mg含む液、1,000mg含む液、含まない液をそれぞれ8週間飲用してもらったところ、1,500mg含む液を飲用していたグループにおいて、変形性膝関節症による痛みや歩行能力の改善率がおよそ80%であったという報告があります。このことから、グルコサミン塩酸塩の変形性膝関節症への効果が期待されています。

一方、グルコサミン硫酸塩でも、変形性膝関節症に効果があるというデータがいくつか存在し、1日1,500mgの摂取で変形性関節症への効果が期待されています。日本の場合、グルコサミン硫酸塩は医薬品に分類されるため、グルコサミン塩酸塩よりもグルコサミン硫酸塩の方が臨床データが多いとされています。

どのグルコサミンか見極めることも大切

サプリメントでグルコサミンを摂取しようと考えたとき、そのサプリメントに含まれるものがどのグルコサミンであるのかはきちんと確認することが大切です。例えば、グルコサミンと似たような名前のものに「N-アセチルグルコサミン」がありますが、これは、健康食品で一般的にグルコサミンと認識されているグルコサミン塩酸塩とは期待できる効果が異なってきます。

また、グルコサミン塩酸塩を使用しているサプリメントの広告にグルコサミン硫酸塩の実験データを掲載するといった、消費者を惑わすような表示にも注意が必要です。