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グルコサミン・コンドロイチン・ヒアルロン酸の効用とは

更新日:2018/06/26 公開日:2015/08/31

グルコサミンの基礎知識

関節痛をやわらげる成分として知られるものに「グルコサミン」「コンドロイチン」「ヒアルロン酸」などがありますが、それぞれどのような特徴があり、またどのような働きをするのでしょうか。ドクター監修の記事で解説します。

関節痛をやわらげるとされるサプリメントなどに用いられることの多い成分に、「グルコサミン」、「コンドロイチン」、「ヒアルロン酸」などがあります。ここでは、それぞれの効用について解説していきます。

「グルコサミン」の特徴と働き

変形性関節症によるひざの痛みに効果があるといわれているグルコサミンは、関節と関節の間でクッションの役割を果たしている軟骨を構成する成分のひとつです。

加齢や関節への負担などによって軟骨がすり減ってしまうと、骨同士が擦れ、骨の変形や痛みなどが生じます。軟骨の構成成分であるグルコサミンを補給することで、軟骨の摩擦が抑えられ、痛みや腫れの軽減といった効果が期待できます。さらに、グルコサミンには、損傷した軟骨を修復し、再生を促す働きや、軟骨の分解の予防、炎症を抑えるといった作用もあります。

このように、関節の痛みを取り除くとともに、関節や軟骨を修復する効果が期待されているのがグルコサミンです。

「コンドロイチン」の特徴と働き

コンドロイチンとはムコ多糖類の一種で、皮膚や軟骨、骨、角膜など、各臓器に存在し、保水性や弾力性を与えています。中でも軟骨にあるコンドロイチンはグルコサミンからつくられ、軟骨を構成するプロテオグリカンの構成成分として重要な役割を果たしています。

コンドロイチンには、軟骨に水分を運ぶという働きがあり、これが軟骨の水分量に関係し弾力性を高めるのに役立ってもいるのです。また、栄養を含む水分を運び入れることにより、血液に変わって軟骨の栄養分を補ったり、逆に老廃物を排出する役割もあるといわれています。

このように、コンドロイチンは軟骨に栄養分のある水分を与え、軟骨の弾力性を保つために重要な役割を担っているのです。

コンドロイチンは、体のさまざまな部分で同じように働いています。みずみずしくハリのある肌、そしてひざや腰の関節のスムーズな動きなどはコンドロイチンの作用によるものです。

コンドロイチンはすり減った軟骨に保水性・弾力性を与え、修復し、再生します。それにより、関節痛や変形性膝関節症、腰痛などにもよいとされています。

関節炎の患者を対象とした試験において、コンドロイチン硫酸を摂取することにより、関節炎による痛みが軽減することがわかっています。

「ヒアルロン酸」の特徴と働き

ヒアルロン酸は、グリコサミノグリカンというムコ多糖類の一種で、皮膚や関節、眼球に多く存在しています。非常に粘り気と弾性力がある成分で、ヒアルロン酸1gで約6リットル近くもの水分を保持できるほどの水分保持力をもっているとされています。これが、皮膚にハリを与え、弾力のある瑞々しい肌を保つと言われる所以でもあります。

また、軟骨や関節の間に存在する関節液の中でクッションや潤滑油のような役割をして、負担を減らしたり動きをなめらかにするサポート役を担っています。

関節の間でクッションの役割をしている軟骨がすり減ると、痛みや炎症が引き起こされますが、ヒアルロン酸は軟骨を形成し、スムーズな動きをサポートすることで痛みの軽減に役立つとされているのです。

また、研究において、ヒアルロン酸を軟骨細胞に与えると軟骨の形成が増加するという結果も出ています。

まとめ

グルコサミンは、軟骨を構成するプロテオグリカンをつくる成分です。コンドロイチンやヒアルロン酸はプロテオグリカン中の成分。つまり、コンドロイチンやヒアルロン酸はグルコサミンからつくられているとも言えるのです。

グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸の働きや特徴に違いはありますが、それぞれが助け合いながら、健康で丈夫な軟骨や関節を始めとする身体の各部分をつくっています。

ひとつの成分に重心をおくのではなく、一緒に働く成分をバランスよく摂取することもポイントです。