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EPA・DHAの違いと効果、サプリを利用する際の注意点

更新日:2018/08/27 公開日:2015/08/27

DHA・EPAの摂取方法

EPAとDHAは、どちらも青魚に多く含まれ、健康効果に優れた成分として知られていますが、この2つに違いはあるのでしょうか?ドクター監修のもと、DHAとEPAの違いと、サプリで摂取する際の注意点について解説します。

EPA・DHAのサプリメント

EPAとDHAはどこが違う?

EPAとDHAは、どちらも生活習慣病の予防に高い効果を発揮することから、同じような成分と思われている方も少なくないでしょう。しかし、人体に働きかける場所や具体的な効果において、明確な違いがあります。主な違いについて見ていきましょう。

血液をサラサラにする効果はEPAの方が高い

血中の中性脂肪濃度や悪玉コレステロール濃度が高くなったり、血糖値が上昇したりすると、血液は粘性を増してドロドロの状態になります。これを改善し、動脈硬化や高血圧症などの症状を予防するのに、EPAとDHAはどちらも有効に働きます。ただし、その働きかけには違いがあります。

DHAは、血管や赤血球の細胞膜をやわらかくする働きにより、血流を促します。一方のEPAは、高い血小板凝集抑制作用により血栓をつくらせないことで血流をよくします。そのため、血液を固まらせにくくする効果は、EPAの方がより高いといわれています。

神経系に働きかけるのはDHAだけ

DHAとEPAは、摂取されると小腸で吸収され、肝臓を通って血液に入ります。その後、DHAは神経系の細胞の成分となるために、血流に乗って脳まで送られていきます。脳の入り口には血液脳関門というものがあり、脳に必要な物質とそうでないものを選り分けているのですが、DHAはこの関門を突破できる数少ない成分のひとつです。特に、記憶力や学習能力に関係する海馬に集められるため、脳の活動を活性化させる重要な成分とされています。なお、DHAは目の網膜の脂肪の40~60%を占めていることが明らかになっています。

一方のEPAは、いずれの関門も突破できないので、神経系への働きはありません。

ちなみに、DHAもEPAもαリノレン酸(亜麻仁油、えごま油などに多い)から体内で合成することができます。しかし、その量はあまり多くないので、やはりEPAやDHAを多く含む青魚を積極的に摂った方がいいでしょう。もし、食事では十分な量が摂れない場合は、サプリでEPAとDHAを補充することもできます。

サプリを利用する際の注意点

EPAとDHAがいくら身体に良いといっても、必要以上に摂っていけません。n-3系脂肪酸(DHA、EPA、αリノレン酸)の1日当たりの摂取目安量は、成人男性で2.0~2.4g、成人女性で1.6~2.0gです[1]。どちらも過剰に摂取すると吐き気や下痢、出血が止まりにくくなるなどの副作用が出ることがあります。

青魚を食べる日はサプリを飲まないなどの対処が望まれます。また、血を固まりにくくする薬や血圧を下げる薬を服用している際にも注意が必要です。EPAとDHAには血行促進作用と血圧を下げる作用があるので、相乗効果により出血や血圧が下がりすぎるなどの問題が起こる場合があります。このような薬を服用している際は、サプリの摂取について、かかりつけの医師に相談してください。

最後に、サプリメントはあくまでも補助食品であることを忘れないようにしましょう。食事で摂れない不足分をサポートするものという認識で有効に活用してください。

参考文献

  1. [1]厚生労働省. 脂質. 「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」報告書
  2. https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000042631.pdf (参照2018-08-27)

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